こんにちは。
ようせいです。
本来なら第6節セレッソ大阪戦の試合分析記事を投稿予定でした。
しかし、急遽ではありますが別の話題を記事にしたいと思います。
理由は、マリノスが危機的状況にあると感じたからです。
スーパーカップ・J1を入れて7試合で試合内容が芳しくない。
チームスタイルである「アタッキングフットボール」が機能していないからです。
マリノスは、スタイルあってのマリノス。
※ルヴァンカップは含めていません。
今回は、「なぜ、アタッキングフットボールが機能していないのか?」を考察していきたいと思います。
”ようせい”は、マリノスが大好きです。
「いちファン」の分際ですが、勝手ながら厳しく指摘させていただきます。
J1第6節終えての戦績
第6節終了時点での順位は、第6位です。
3勝1分2敗(8得点7失点)
1試合平均は、1.2得点(去年:2.0点)
1試合平均は、1.1失点(去年:1.0失点)
1試合平均勝点は、1.6。(去年:2.0)
対戦相手 | 勝敗 | ホーム/アウェイ | スコア | 去年の順位 |
---|---|---|---|---|
川崎フロンターレ | 〇 | アウェイ | 2-1 | 2位 |
浦和レッズ | 〇 | ホーム | 2-0 | 9位 |
サンフレッチェ広島 | △ | ホーム | 1-1 | 3位 |
コンサドーレ札幌 | ● | アウェイ | 0-2 | 10位 |
鹿島アントラーズ | 〇 | ホーム | 2-1 | 4位 |
セレッソ大阪 | ● | アウェイ | 1-2 | 5位 |
結論から言うと、合格点と言える戦績です。
ちなみに、去年の最終節時点と現在の平均値(勝点・得点・失点)を比較すると全て下回っています。
ただし、優勝するチームは、平均勝点・平均得点ともに2点取っていることが目安とされます。
このまま行くと数字上でマリノスの優勝は厳しいです。
しかし、現段階ではノルマは達成していると言えます。
それは、ここまでの対戦相手がかなり難敵だったからです。
6試合終えて4チームが去年の順位で2~5位の強豪でした。(川崎・広島・鹿島・セレッソ)
昨年の順位を単純な強さだと仮定すると、序盤で強敵全てと激突したと考えられます。
6試合中4試合が昨年の2~5位のチームとの対戦だった!!!
じゃあ、連覇へ向けて問題ないんじゃない?
結果だけ見ればね。
でも、今シーズンのマリノスはあきらかに試合内容悪いよね?
確かに!!!
試合の大半を攻めていた昨年に比べると・・・
なぜ?アタッキングフットボールは機能しないのか
6節の時点で2~5位のチームと対戦したマリノス。
対戦相手との関係もあり、戦績は合格点と言えるでしょう。
しかし、例年と比較すると試合内容がマリノスらしくない。
シュート数・チャンスメイクなどマリノスのサッカーにしてはあきらかに少ないです。
多くの試合で相手の方が出来が良い。
このままいけば、6節以降も苦戦する可能性が充分にあります。
その要因を探っていきます。
要因は、大きく分けて2点だと考察します。
- 戦術
- チーム編成
戦術:RWGとRSBの組み合わせ
まずは、戦術面について。
攻撃面において、昨年よりも弱体化しています。
大きな要因として、右サイドが機能不全に陥っていることがあげられます。
右サイドの攻撃時、ポケットやニアゾーンに侵入出来なくなっています。
この影響でチーム全体がバランスよく攻撃を分散できません。
対戦相手は、4-4-2ブロックを組んでいると想定します。
現在、もっともスタメンに近い水沼選手と松原選手で表記しています。
マリノスの右サイドは、ほとんどの場合にアーリークロスになっています。(バックパスを除く)
アーリークロスは、虚を突いたりドンピシャで合わせなければ成功率は低いです。
本来であれば、ポケットやニアゾーンでのクロスが得点率が高いです。
でも、選択のほとんどの場合にアーリークロスになっています。
「一体なぜか???」
戦術は、選手の個々の組み合わせも非常に重要です。
水沼選手は、クロス精度が非常に高いのが特徴です。
その一方で、スピードとドリブル突破は苦手です。
ゆえに、水沼選手は単独でポケットやニアゾーンに走り込めない場面が多いです。
プレイスタイル的にSBやトップ下の選手と近い位置で連動しなければならない。
井上選手は、圧倒的なスピードを持っています。
しかし、ポジショニングが慣れず、ポケットやニアゾーンに走り込めない印象です。
現在、松原選手・上島選手がRSBで起用されています。(吉田選手はデビューしたばかりのため除く)
松原選手は、偽SBの位置に入りゲームメイクをするのが得意です。
上島選手も本職CBのためCB的なSBの立ち位置を好んでいます。
松原選手と上島選手は、ポケットやニアゾーンへの侵入頻度が非常に低い。
つまり、”現在のマリノスの右サイド”は、ポケットやニアゾーンへ侵入する選手が多くの場合にいない。
これがマリノスの右サイドが機能不全に陥った要因。
「昨季はどうだったのか?」
昨季は、不動のRSBに小池龍選手が君臨。
小池龍選手は、機動力が高い選手です。
松原選手ほど一発で局面を打開できる武器を持っていません。
しかし、偽SBの動きと従来のSBの動きを上手くミックスさせていました。
頻繫に水沼選手と連動し、ポケットやニアゾーン攻略に重要なピースとなっていました。
その小池龍選手は半年の離脱が発表されました。
チーム編成:誰が出てもマリノスは終わった
次いで、2023シーズンのチーム編成について。
主なIN・OUTをおさらいしましょう。
膨大な人数になるため、主力のみ記載します。
高丘・天野(レンタル)・岩田(レンタル)・レオセアラ・仲川
上島・井上・植中・一森・杉本
※読みやすさを考慮し、呼び捨てになります。すみません。
結論から言うと、選手層が薄くなりました。
その結果、昨年と違い個でねじ伏せることが厳しくなりました。
はっきり言うと、J1連覇やアジア制覇を目指す戦力としては無理がある!!!
特に攻撃陣は、顕著で途中交代やローテーションという強みを失いました。
レオセアラ選手・仲川選手で昨年のJ1で約20点取っていました。
2人の後釜とされる井上選手・植中選手は、J1での経験がほぼありません。
なかでも、一番の懸念はロペス選手の控えです。
ここまでの6試合で出場はおろかベンチにすらCFの登録はロペス選手のみです。
ロペス選手への負担は増えるばかり・・・
杉本選手を緊急レンタルで獲得したものの、未知数です。
強化部の見通しの甘さが浮き彫りになったと言えます。
最後に:必ず誰か救世主が現れるから
ここまで、厳しいことを指摘してきました。
右サイドの機能不全・チーム編成が大きな問題だと思います。
でも、マルコス選手の復調・宮市選手の復帰・井上選手の成長・シーズン中の移籍市場開幕など希望はあります。
マリノスを愛するがゆえに不安で厳しく指摘してしまう・・・
どうかお許しを・・・
こういう時こそファミリーを大事にしたい!!!
またね٩(ˊᗜˋ*)و
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