【キリンチャレンジカップ2023】日本vsコロンビア【サムライブルー】

日本代表
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森保体制2期目がスタートして、2試合目。
2試合目も引き続きボール保持の局面での改善に注目が集まります。

今回の対戦相手は、南米の強豪コロンビア。
攻守両面において激しく強さを持った逞しいチームです。

スタメン

日本の注目は、鎌田選手の立ち位置です。
2ボランチなのか?
西村選手とともに攻撃的な配置になるのか?
注目です。

試合展開

試合開始から日本は、非常に素晴らしい立ち上がりを見せます。
攻守の切り替え、課題であるボール保持の局面で見応えのある内容になりました。
対するコロンビアは、日本のスピードに面を食らってしまいます。

すると前半3分。
町野選手と西村選手が連動し、右サイドを攻略。
ボールを受けた守田選手の美しいクロスに三笘選手がヘディングシュートで先制します。

得点直後こそ危ないシーンもありますが、前半は日本ペース。
鎌田選手と守田選手の補完性は、素晴らしく攻守で盤石でした。

しかし、前半32分。
偽9番に入っていたカラスカルに板倉選手が釣り出されてしまいます。
そこからコロンビアは左サイドを攻略し、同点に追いつきます。

そのまま前半は1-1で終了。

後半は、一変してコロンビアがペースを握ります。
日本は、前半好調の要因だった鎌田選手の交代が重くのしかかる。

すると、後半61分。
コロンビアにサイドを切り裂かれて逆転されてしまいます。

その後、日本はシステム変更がピッチで上手く伝わらないなど不安を露呈。
結局、試合は1-2で敗戦となりました。

日本は、前半と後半で別の顔を見せた不思議な試合でした。

DAZN

機能した前半・機能不全に陥った後半の謎

この試合は、日本の出来が前半と後半で全く違う試合のようでした。
コロンビアが前半と後半で劇的に何かを変えた訳ではありません。
「では、一体なぜ???」

前半:4-1-4-1システムと鎌田&守田

コロンビアのシステムは、4-1-4-1。
ちなみにCFのカラスカルは、偽9番として動いています。

4-1-4-1のシステムの弱点は以下の2つです。

4-1-4-1の弱点
  • 1トップの背後のスペース
  • アンカー脇のスペース

前半の日本は、上記2つの弱点を的確に突いていました。

日本は、ビルドアップ時に守田選手をアンカーとして可変します。
日本の可変システムは、中盤逆三角形の4-3-3です。
攻撃的MFの位置に鎌田選手と西村選手が並びます。
この可変が上手いこと、4-1-4-1の弱点を突きます。
守田選手と鎌田選手の位置取りが素晴らしかったです。

守田選手が確実に1トップ背後を利用。
鎌田選手が臨機応変に2つのスペースを利用しています。

特に鎌田選手の存在は、大きかったです。
鎌田選手は、タイミングと戦況に応じて2つのスペースを上手く利用しています。
鎌田選手が、2つのスペースを狙うことでコロンビアを混乱させていました。

ちなみに、ウルグアイ戦で積極的に試した3バック形成について。
3バック形成は、今回のコロンビア戦に適していません。
日本CBに来るプレスが1トップのみのため数的過剰になります。
そのため、3バック形成はあまりしませんでした。
開始早々に気が付いた点も、前半に日本がスムーズにビルドアップできていた要因です。

前半の良さを再現できず:メッキが剥がれた後半

日本は後半に入り、ハーフタイムで遠藤選手と上田選手を投入します。
機能していた日本のビルドアップは、この交代で機能不全になります。
遠藤選手は、ボランチの一角として投入されます。
役割は、守田選手とチェンジしています。
守田選手が鎌田選手の役割になったと考えられます。

上述した通り、鎌田選手は4-1-4-1の弱点である2つのスペースを突いていました。
しかし、遠藤選手は弱点を突くことができませんでした。

1トップの背後のスペースへは、ポジショニングが悪くボールを引き出せません。
適切な位置に立てず、結果的に相手1トップのカバーシャドウになってしまっている。

さらに、数的過剰になる3バック形成に動いてしまうことも多かったです。

この事態に、守田選手と遠藤選手が役割をチェンジします。
しかし、遠藤選手はアンカー脇のスペースを的確に狙うことができませんでした。
守備的要素の強い遠藤選手は、適正ではなかった。

「遠藤選手が全て悪いのか?」
答えは、NOです。
問題は、森保監督とコーチ陣にあると思います。

後半投入された遠藤選手の迷いを見れば一目瞭然でした。
鎌田選手と守田選手の俊逸なポジショニングは2人による個人戦術。
チーム戦術ではありません。
投入タイミングは、ハーフタイムです。
戦術的な立ち位置など前半での相手のシステムなど、共有できる時間は充分だったはず。
的確な指示や目標を与えずに遠藤選手を投入したように見えました。
ベンチは、修正することなく時間だけが経過してしまいました。

DAZN

ピッチにメモ事件:中盤ダイヤの4-4-2の謎

1-2とリードされた日本。
後半78分にシステム変更を施します。
ピッチ上で選手がメモを見て、ベンチに直接確認する珍しい現象が・・・
しばらく、ピッチの選手達はシステムすら理解できていないようにも見えました・・・
結果的にシステム変更は、自ら首を絞める采配になってしまった。

後半78分のシステム変更は、中盤ダイヤモンド型の4-4-2です。
遠藤選手のアンカー、久保選手がトップ下に配置されます。
中盤ダイヤモンド型の4-4-2は、中央に人数を多く配置できるメリットがあります。

しかし、中盤ダイヤモンド型の4-4-2は愚策に終わります・・・

日本がボールを保持すると、上図のようになります。
時間は後半78分、相手にリードを許した展開。
日本は押し込んで戦いたいはずです。
押し込んで戦う定石は、サイド。


しかし、中盤ダイヤモンド型の4-4-2は、相手陣内深くのサイドに人を置くことが難しいです。
つまり、サイドを狙いたいのに、サイドにはSBのみのデフォルト配置・・・

コロンビアは、1点を守り切るために中央を絞って戦います。
さらに、堂安選手・伊東選手を捕まえるためSBが内側に入ります。
どんどん中央を絞める相手に真っ向勝負を挑んでしまった・・・

なぜ?日本は中盤ダイヤモンド型の4-4-2に変更したのか謎です。
2トップにしたかったのか???
中盤ダイヤモンド型の4-4-2は、戦術的に見ても全く理解できなかったです。
システム変更は、自らの首を絞める愚策だったと評価せざるを得ない・・・

最後に:突き付けられた悪夢の4年間再び

やはり、森保監督の手腕には疑問です。

人で解決するしかできないなと実感しました。
さらに、システム変更は選手をも混乱させるし、理論的におかしい・・・

ワールドカップのアジア予選は、出場枠が増えたため突破できる確率は高いでしょう。
日本の選手は、質両ともにアジアでは群を抜いている。
でも、日本が魅力的なサッカーをする可能性は低い!!!
現状のファンは、日本代表への興味が薄れて新規層は取り込めない。

改めて森保体制継続には首を傾げる・・・

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