【キリンチャレンジカップ2023】日本vsウルグアイ【サムライブルー】

日本代表
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日本代表は、賛否両論のなか引き続き森保監督が率います。
この新たな4年は、前体制よりも非常に厳しい茨の道。
継続性・カタールワールドカップからの進化・指導者側の手腕・続投を判断した協会の判断など、見極めるポイントが大きい4年になるはずです。
ウルグアイ戦からサムライブルーの新たな挑戦に注目です。

今回の対戦相手はウルグアイ。
ウルグアイは、カタールワールドカップでは予選敗退。
しかし、南米屈指の実力と実績のある強豪国です。
バルベルデやペリストリなど個性豊かな選手に注目が集まります。

スタメン

両チームスタメン

日本は、吉田選手・長友選手・権田選手などベテランが招集されていません。
しかし、スタメンやシステムを見る限りベースはカタールワールドカップから変わらない印象です。
この試合での注目は、ボール保持時の攻撃
森保監督は、カタールワールドカップでの課題をどのように修正するのか。

対するウルグアイは、暫定監督が率います。
注目は、バルベルデ。
レアルマドリードでは、CM/RWG/RSBと様々なポジションを任されています。
豊富な運動量を誇り、強烈なシュートとフィジカルには要注意です。
本職はCMですが、トップ下で起用されています。

試合展開

試合開始序盤は、両チームともに拮抗状態が続きます。
日本がボールを保持してウルグアイが守る展開です。
ウルグアイが意図的に日本にボールを握らせている印象です。
日本・ウルグアイともにシュートやチャンス自体が少ない前半でした。
そんな中、前半38分にバルベルデに沈められ、ウルグアイがワンチャンスをモノにします。
前半は0-1で終了。

後半は、開始からウルグアイが攻勢に出ます。
日本は、次々にシュートを放たれます。
何とか耐えて選手交代でペースを引き戻そうとする日本。
すると、後半75分。
伊東選手が右サイドを突破しマイナスへクロス。
投入されたばかりの西村選手が飛び込み同点に追いつきます。
試合は、このまま動かず。
1-1で終了しています。

DAZN

日本の狙いと課題:ボール保持時の3バック形成

上述した通り、日本代表には明確な課題があります。
ボールを保持時の攻撃です。
ウルグアイ戦では、工夫は見えました。
しかし、あまり機能していなかった。
ここからは、なぜ工夫が機能していなかったのか確認してみます。

ボールを保持時の攻撃:3バック形成とWGへのボール提供

日本のビルドアップ

ボール保持時の攻撃。
この課題をクリアするために日本は、WGへのボール配給を工夫しています。
優れたWGほど、高確率で1対1の局面で勝利しチャンスを作ります。
だから、日本はWGへの配給にこだわっています。

日本は、2つの工程を踏むことでWGへボールをスムーズに配給します。

  • 3バックの形成
    →ウルグアイは4-4-2でプレスに来る。日本は、ビルドアップを安定させるために3バックを形成します。ボランチ1枚がCBに加わり3対2の数的優位をつくります。
    ボランチが下りるパターンは2通り。(上図では遠藤選手が下りるパターン)
    ①遠藤選手がCB間に下りるパターン。
    ②守田選手がCBの脇に下りるパターン。
  • SBが内側に入る
    →特に多かったのは、左サイド。
    内側に入ることにより、WGへのパスコースを開ける。

上述した工程を踏むことで、日本はWGがボールを握る機会が多かったです。

DAZN

なぜ機能しなかった???:直線に並んだ3バック形成

日本は、WGへのパスは通せていました。
しかし、攻撃はあまり効果的ではなかった。
なぜなのか???

原因は、最終的にWGがボールを受ける位置にあります。
最も効果的な位置は、相手ゴールに近い場所です。
遠ければ遠いほど、ウルグアイにとっては怖くありません。

日本の機能不全は、ビルドアップで全体の陣容を前進できなかったことにあります。
細かく見ると3バック形成に問題があります。

3バック形成時にボランチの遠藤選手が下りてくる。
しかし・・・

ボランチは、CBと直線で並んでしまいます。

3バックが直線に並んでしまうと、相手のプレスを受けやすいです。
距離が近く、パスコースを限定されてしまい3対2の数的優位が意味を成しません。
これが機能不全の理由です。

では、どうするか?
ボランチが段差をつけて下がれば良いのです。

段差を付けることで、CBにプレスに来た背後のスペースを持ち運ぶことができます。
現代サッカーにおいてCBがボールを持ち運ぶことは重要です。
日本の選手は前進し、ウルグアイの守備陣形が後退します。
よって、WGが相手陣内の深い位置でボールを受けることができます。

最後に:修正できるか???森保監督

みなさんは、ウルグアイ戦どう思いましたか???

ボール保持時の攻撃。
カタールワールドカップでの明確な課題です。

ウルグアイ戦では、改善の工夫は観れました。
それは凄く良かった。

しかし、練度が足りなかったのは事実。
2期目が立ち上がったばかりなので、修正は期待できる可能性は充分です。

でも、1期目の森保体制ではあらゆる課題で修正できなかったのも事実・・・
今回上手く行かなかったから3バック形成を辞めてしまうのか?
少しずつ修正していくの?
森保監督の手腕が問われるところですね。
またね٩(ˊᗜˋ*)و

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