【カタールワールドカップ】日本vsクロアチア【サムライブルー】

日本代表
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さあ、いよいよベスト8への挑戦です。
今大会、最も波乱を巻き起こした日本。

日本は、ドイツ・スペインを破り世界を驚かせました。
チームの勢いは、全チームで最も高いのではないでしょうか。

対戦相手は、歴戦の猛者クロアチア。
前回大会準優勝で非常に勝負強いチームです。
モドリッチ・ブロゾビッチ・コヴァチッチを要する中盤は、今大会屈指の実力を誇ります。
対戦相手にとって不足なし!!!!!

スタメン

両チームスタメン

日本のシステムは、5バック。
森保監督らしく手堅く試合を組み立てる意図が見えます。

対するクロアチアは、予選では堅守が光りました。
しかし、堅守と同時に得点力不足が露呈
予選3試合のうち、2試合で無得点に終わっています。
”名手”マンジュキッチ引退以降のストライカー不足を解決できていません。

両チームの背景から、1点を争う試合になると予想されます。

試合展開

試合開始序盤は、日本の入り方が非常に良いです。
ブロックを形成しクロアチアの攻撃を停滞させます。
日本はクロアチアの攻撃を防ぎ、サイドから攻撃を活性化させます。

しかし、クロアチアもさすが。
前半15分あたりからは、日本のブロックに適用し始める。
試合僅かな時間で修正してくるあたり、ワールドクラスの実力を感じます。

その後は一進一退の攻防。
両チームにチャンスが訪れるものの決めきれず。
このまま同点で前半終了の気配が漂う。

前半42分、日本はCKを得る。
サインプレーで相手を出し抜き、堂安選手が鋭いクロス。
PA内でボールがこぼれ、いち早く前田選手が反応。
前田選手がボールを豪快に蹴り込みます。
日本は、最高の時間帯で先制点をゲット。

後半開始序盤も日本は良い立ち上がり。
鎌田選手のミドルシュートなど追加点の期待感が漂います。。

後半9分。
クロアチアに押し込まれた展開で、サイドからアーリークロスが入ってくる。
ペリシッチがヘディングシュートを決めて、クロアチアが同点に追いつく。

残り時間、日本・クロアチアともに交代選手を次々と投入。
日本は三笘選手・浅野選手・酒井選手・南野選手を投入します。
しかし、両チームともにチャンスを決められず・・・
試合は、今大会初めて延長戦に突入。

延長戦は、両チームともに気持ちの入ったプレイで会場を沸かせます。
そして、スコアは動かず120分を1-1の同点で終えます。
勝負の行方はPK戦に・・・

PKは、クロアチアGKが躍動。
日本は、計3本のPKを阻まれてしまいます。
日本にとっては、厳しすぎる現実。
PK戦は、1-3でクロアチアに軍配が上がった。

またしても日本は、ベスト16で敗退。
悔しすぎるPKによる決着。
森保体制の4年間に終止符を打った。

日本の狙いとクロアチアの修正

PK戦での決着は、本当に辛い。
日本は、確かに前回大会準優勝チームを追い込んだ。
それでも、負けてしまった。

ここからは、日本とクロアチアの試合展開を戦術的に見ていきます。

日本の狙い:対スペインと同じスタンス

クロアチアは、堅守のチームです。
ストライカー不足が深刻化しているものの、弱点の少ないチームです。

クロアチアの鍵は中盤。
モドリッチ・コヴァチッチ・ブロゾビッチと世界屈指のMF達がゲームをコントロールします。
日本は、まずクロアチアの中盤から構成力を削ぎたい。

「どうする日本???」

日本は対スペインと同様の守り方を選択します。
対スペイン戦の試合分析記事はこちら

対スペイン戦で見せたブスケッツ対策をブロゾビッチに仕掛けます。

日本のブロック
  • クロアチアCBへハイプレスを掛けない
  • 前田選手は、”アンカー”ブロゾビッチのパスコースを消す。
  • 日本の2シャドー(鎌田選手・堂安選手)が中央に絞る。
    →モドリッチ・コヴァチッチへのパスコースを警戒

クロアチアの中盤3枚に制限を掛け、攻撃を単調にするのが狙いでした。

クロアチアの修正力:驚異の適用能力

日本は、上述した通りの方法でクロアチアに対抗しました。
しかし、クロアチアは前半のうちから日本のブロックを理解してピッチで修正しています。
クロアチアの修正は、2パターンありました。
この2パターンにより、日本のブロックを回避しています。

パターン1:モドリッチが日本を引き込む

モドリッチに注目。
モドリッチがCB付近でボールを受けることから始まります。
CB付近にポジションを下げることで、モドリッチはフリーでボールを受けられます。
マークがズレることで日本の守備は、ラインを上げます。
モドリッチは、日本がラインを上げた瞬間に3バックの脇のスペースにパスを供給します。

中盤3枚の反転:中盤の陣形が▼→▲

クロアチアの中盤のシステムは、アンカーを置いた逆三角形です。
これを日本がブロックを引く際に、中盤の配置を三角形に可変させます。

ブロゾビッチが前に、モドリッチとコヴァチッチがボランチの位置に移動します。
日本は、前田選手が”アンカー”ブロゾビッチ”のパスコースを切ります。

しかし、2選手がボランチの位置移動することで、前田選手はパスコースを消すことができません。

敗因を探る:自ら首を絞めた森保采配

ここからは、敗因を考察します。
この試合の日本は、後半途中まで上手く機能していました。
終始、日本の良い攻撃と守備からのカウンターが観れました。
しかし、交代策が逆作用し機能は完全に停止します。

日本の良い攻撃:最高のシステム相性

この試合の日本は、非常に良いサイド攻撃をしていました。
日本がペースを握っていた大きな要因です。
サイド攻撃が機能していた要因は、システムの相性が良いことが関係しています。

日本は、特に右サイドが機能していました。
冨安選手がボールを持つと、日本の右サイド側に数的優位(3対2)が生まれます。
日本は、右サイドの数的優位を生かして、伊東選手が複数回チャンスを得ています。
さらに局面によっては、逆サイドのシャドーである鎌田選手が絡む時もあります。

明暗を分けた日本の采配

上述した通り、後半の途中までサイド攻撃が機能しています。
しかし、森保監督は交代によって自ら良さを消してしまいます

三笘選手投入:個人に頼るだけで逆効果に・・・
赤:クロアチア

三笘選手が悪い訳ではありません。
無策に送り込んでしまった采配に原因があると思います。
三笘選手は、ワールドクラスの打開力を持ったアタッカーです。
しかし、三笘選手が投入されたことにより右サイドの攻撃が停滞します。

メインの攻撃が右サイド→左サイドに変更されます。
そして、右サイドで作っていた数的優位を左サイドでは作らなかった。
結果的に三笘選手に頼っただけの采配でした。
予選で活躍した影響で、三笘選手がボールを持つと3人で囲んでくるときもありました。
さすがの三笘選手も1対3では厳しい・・・

浅野選手投入:指示が無く孤立

時間経過とともに、日本は苦しくなります。
機能していた右サイドも失われて、三笘選手も複数人で抑えられていたためです。

浅野選手を投入した采配も残念だったと思います。

浅野選手が悪い訳ではありません。
動き自体は素晴らしく、展開を一人で変えようと藻掻いていました。

赤:クロアチア

日本は、試合経過とともにクロアチアの圧力に飲まれていきます。
そして、選択肢のほとんどが前方へのロングボールになる。

浅野選手も状況を察し、サイドに流れ上手くボールを収めます。
ここまでは、良かった。

しかし、浅野選手は勝負してはロストを繰り返します。
ボールをキープして、CBが空けたスペースを上手く使えればチャンスが広がっていたはず。
同様のシーンは、何度もありました。
ベンチから、適切な指示を受けていれば得点機会は広がっていたはず・・・

最後に:本当に悔しい

クロアチアのチーム状況からも勝てる可能性もありました。
選手達は、何度も粘りトライしてくれた。
その姿は、日本の誇りでした。
低迷するサッカー人気に大きな炎をつけてくれた。
次の日本代表である子供たちのヒーローになったよね、きっと。
ベスト8は達成できなかったけど、これも日本サッカーの血となり肉となるはず・・・

ドイツ・スペインにまさかの波乱を起こし予選突破。
下を向かず胸を張ってほしいです。

個人的には、マリノスファミリーの前田選手にゴールが生まれ感動しました。

それでも、ベスト8を達成できなかったのは事実。
日本サッカー協会は、どのように大会を総括するのだろうか・・・
次の代表監督人事も非常に興味深い。
森保監督の続投という情報もチラホラ・・・
みなさんは、どう思いますか???
またね

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