【キリンチャレンジカップ2022】日本vsエクアドル

日本代表
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いよいよワールドカップ登録メンバー発表前の最後の試合を迎えました。

対戦相手は、エクアドル。
エクアドルは、カタールワールドカップにも出場するチームです。
厳しくハイレベルな南米予選を勝ち抜いてきた実力国でもあります。

そして、最後にアピールする選手はいるのか???
大注目の一戦です。

スタメン

試合展開

試合開始からエクアドルの組織力と個人能力の強さが際立ちます。
さらに、エクアドルの組織的なビルドアップを前に日本のプレスは空転します。
前半は、完全にエクアドルペースで試合は進みます。
前半42分には、エクアドルのシュートがポストに直撃するなどピンチが目立ちます。
前半は、ほぼ日本は何もできず0-0で終了。

後半から日本は、古橋選手を下げて上田選手を投入します。
すると、上田選手が躍動します。
前線でキープしてタメを作り、日本の攻撃陣を押し上げていきます。
ポスト大迫選手に苦しんだ森保監督にとって最後の最後に朗報か!!!

その後、上田選手を中心に堂安選手・南野選手とチャンスを掴み始めます。
日本が良い形で終盤戦に向かうと思われていましたが・・・

後半35分、エクアドルが意表を突く低いアーリークロス。
これに谷口選手とエクアドルの選手が反応し、PA内で交錯して両者転倒。
主審がエクアドルにPKを与えます。
まさに絶対絶命・・・
しかし、このPKをシュミット選手が完全に読んでファインセーブ。
シュミット選手が日本の窮地を救います。

試合は結局0-0で終了。
ワールドカップ登録メンバー発表前、最後の試合を終えました。

日本のプレス空転:機能停止した日本の武器

森保体制の日本代表は、良い守備からのカウンターがチームコンセプトです。
さらに言ってしまうと、攻撃に関しては完全に選手のアドリブ。
つまり、カウンターの起点となるプレスは攻守の生命線です。
ここが無力化されてしまうと攻撃力が激しく低下してしまいます。

本番ではどの試合もプレスは、勝敗を握る大きなカギです。
それだけに、今回のエクアドル戦で終始プレスが機能しないことは大きな問題です。

もちろん、前提条件としてエクアドル戦は本番前のテストです。
日本ベンチが選手達にコンセプトを持って、プレイさせた可能性があります。

しかし、前回のアメリカ戦でも同じ現象で日本のプレスがハマりにくくなった事実があります。
そのためチームとしての欠陥である可能性が非常に高いです。
vsアメリカ戦の分析はこちら

プレス空転問題は、放置できない・・・
エクアドル戦でのプレスが空転してしまった理由を探ります。

エクアドルのビルドアップ:ビルドアップ開始からの数的優位

エクアドルのビルドアップは、CB間にボランチの20番メンデスが下りて開始します。
この時点で両サイドバックは高い位置に移動します。

対して日本はプレス時、4-4-2に可変します。
南野選手が古橋選手と並び2トップの位置に移動します。

上図で言う青い枠に注目してください。
これが日本の第一プレッシャー時の両チームの配置です。
エクアドルは5人(GK含む)、日本が2人なのがわかります。
つまり、第一プレッシャー時は数的優位性が5対2でエクアドルに分があります

日本のプレスが空転した理由は、常に第一プレッシャーが数的不利にあります。
第一プレッシャーがハマらないことで、それ以降の日本の守備が後手に回ってしまいます。

修正しない森保監督:悪循環にハマる日本

上記の理由でプレスがハマらない日本。
しかし、森保監督は第一プレッシャー時の2対5の状況で手を打ちませんでした。

「選手への自主性を重んじる采配なのでしょうか・・・」
「それとも気が付いていない・・・」

この状況で選手達が正しく修正するのは、困難です。
放置はやがて、全体の歪みにつながり、エクアドルペースに拍車をかけてしまいました。

ピッチ上の日本選手は、個人判断でプレスに修正を試みます。
結果的には、バランスを崩しさらに前へエクアドルがボールを運ぶことになりました。

日本のWGは、第一プレッシャー時の数的不利を解消しようと試みます。
対抗するためボールサイド側のWGがSBのマークをカバーシャドウしながらCBにプレスします。

しかし、個人判断なので全体が連動しないこと・WG→CB間の距離が長いことで機能しません。
結果、エクアドルの高く上がったSBに広大なスペースと時間を与えてしまいます。
この問題は、両WGともに起こしていて日本は完全にエクアドルに飲まれる結果となります。

どうすれば良かったのか???:解決策

「エクアドルのビルドアップを阻害する最適な方法はあったのでしょうか???」

修正方法はひとつじゃないと思います。
システム変更や選手変更・プレス方法の変更など・・・

そもそも、エクアドルが3バックを形成してビルドアップを開始する理由は以下の通り。

ビルドアップ時に3対2の数的優位性を作るため。
→日本が2トップでプレスにいくからです。

それを踏まえて考えると・・・

あの場面では、エクアドルの数的優位性を意味のないものにする方法が一番良かったかなと思います。

第一プレッシャー時に日本は、あえて1対3の状況を作ります。
すると、第一プレッシャー後の展開は日本9人・エクアドル7人となります。
第一プレッシャー後の数的優位性は日本に分があることになります。(9対7)
逆算すると、第一プレッシャー時にエクアドルが数的過剰になります。
これで、そもそもエクアドルが3バックでビルドアップする理由がなくなります。

これは、修正の一例です。
しかし、ワールドカップ本番では致命的な問題になり兼ねない。
恐らく、予選の対戦国は今日の試合を分析しているはず。
さらにドイツ・スペインの監督二人は名将です。
日本が3バックでのビルドアップに対して、修正を施さなかったことは記録されているでしょう・・・

最後に:収穫と課題を持ち帰れた日本

ワールドカップ本番に向けたテストとしては、素晴らしかったと思います。
アメリカ戦で得た収穫・エクアドル戦で露呈した課題。
これは日本が得た貴重な財産だと思います。

本来なら欧州のチームとやりたいけど物理的に無理でした。
欧州のチームは、UEFAネーションズリーグが開催されているからです。
その限られたマッチメイクでワールドカップ出場国と組んでくれた協会は、称賛に値すると思います。

次の代表イベントは、運命の登録メンバー発表。
誰が選ばれても全力で応援します!!!
またね ٩(ˊᗜˋ*)و

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