【Jリーグ試合分析】2022.10.12 横浜F・マリノスvsジュビロ磐田

マリノス
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前節、日産スタジアムにて今季初黒星を献上したマリノス。

今節は、最下位に沈むジュビロ磐田。
ジュビロは、7戦未勝利と崖っぷちです。

前節のガンバ大阪と同じく守備を固めてくることが予想されます。

優勝を狙うには、連敗は避けたいところでしたが・・・

スタメン

両チームスタメン

試合展開

試合開始直後は、ジュビロの出足の良さが目立ちます。
しかし、試合が進むにつれてマリノスがペースを引き戻します。
マリノスは、持ち前のパスワークを生かしてジュビロ陣内でゲームを進めていきます。

試合は、戦前の予想通りでマリノスが圧倒的に攻めて、ジュビロが守る構図になっていきます。
それでも、ジュビロの守備の良さに加えて、優勝への重圧でマリノスの攻撃に冴えがありません。

前半は、0-0で終了。
マリノスは、ジュビロをシュート1本に抑えるものの不穏な空気が漂います。

後半キックオフ。
後半開始からジュビロがレジェンド”遠藤選手”を投入し動きます。

後半も攻めるマリノスと守るジュビロの構図。
しかし、相変わらずマリノスの攻撃に冴えがなく・・・
前半のデジャヴのような展開。

すると、後半39分に悪夢が・・・
圧倒的に攻めるマリノス。
マリノスの陣形は、得点欲しさに前掛かりになっています。
ジュビロの中央を狙ったマルコス選手のパスがカットされてカウンターを受けます。
サイドを独走され、PA内中央でジュビロの古川選手が粘ってシュート。
これがマリノスDFに当たってゴールネットに吸い込まれて、ジュビロ先制。

痛恨の失点。
最後まで精細を欠いたマリノスは、ホームでまさかの連敗。
優勝へ向けて、大失速。

DAZN

ジュビロの守備:メリハリのある可変システム

この試合は、戦前の予想通りマリノスが攻めて、ジュビロが守るという構図でした。
圧倒的に攻めたマリノスを完封したジュビロの守備を見ていきましょう。

ジュビロの基本システムは3-4-2-1。
1トップに2シャドーという形です。

ジュビロの守備時のシステムは、2パターン用意していて状況に応じて可変させています。

ジュビロの守備システム
  1. マリノスのビルドアップ開始直後
  2. マリノスが押し込んだ時

マリノスのビルドアップ開始直後

マリノスのビルドアップ開始直後のジュビロ

ジュビロは、マリノスCBがビルドアップを開始させた時に基本システムを可変させます。

「3-4-2-1」から「4-4-2」に可変。
ボールサイド側のシャドーが杉本選手と並び2トップに移動。
MFは、ボールサイドとは逆側のシャドーが下りてきます。
DFは、ボールサイド側のサイドMFがSBの位置にポジションを変更します。

ジュビロの「4-4-2」は、全体が中央に絞ります。
マリノスのボランチやライン間への縦パスを封じる意図がありました。

マリノスが押し込んだ時

ジュビロのもう一つの守備陣形は、5-4-1です。
上述したジュビロの第一プレッシャーをマリノスが突破もしくは、押し込まれる時間が増えた時に使用しています。
2シャドーをMFに移動、両サイドMFをDFライン下げます。

5バックは、効果抜群でした。
マリノスは選手が流動的に動き、スピードを加速させます。
ジュビロの守備は、スペースを埋めマリノスの選手が流動的に動けないようにポジションを取ります。
縦パスやライン間を使った攻撃を防ぎつつ、サイド深くへの侵入を許しませんでした。

DAZN

最後に:Brave&Challengingを思い出せ!!!

痛恨すぎる敗戦です。
ガンバ大阪・ジュビロ磐田戦での連敗は、あってはならなかった。
川崎との勝ち点差は「2」。
順位表上では、一番下と次のチーム。
確かにガンバとジュビロは、割り切って見事にタスクを完遂しています。
両チームともに素晴らしいチームです。
しかし、優勝争いをしているチームにとってはありえない結果です。

一体何が起きているのか・・・
今節のジュビロ戦は、ガンバ戦のデジャヴの様でした。
もちろん、システムや試合展開は違います。
でも、マリノスの戦いぶりは同じだった。

問題は、マリノスにあります。
”ようせい”は体育会系とか精神論は大っ嫌いですw
でも、ガンバ・ジュビロ戦は相手の方が勝ちたいという気持ちや必死さが伝わりました。
攻撃は、チャレンジせず安パイな選択肢が少なくありませんでした。
最大の武器であるアタッキングフットボールは、相手の予想の域を超えられなかった印象です。
一方の守備は、簡単に失点している。
ジュビロ戦の失点は、正直防げたと思います。
チームの重心が前掛かりになっていたことは事実。
しかし、失点シーンではジュビロの攻撃者に対して自由にさせ過ぎた。

今一度、選手もコーチ陣もサポーターもチームスローガン「Brave&Challenging」を思い出してほしい。
マリノスのチームスタイルは、チームスローガンがあってこそ!!!
またね٩(ˊᗜˋ*)و

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