はじめに
今節はACL第3節シドニーFC戦。
マリノスは第2節の全北現代に敗北し、予選突破をストレートインで目指す場合は負けられない試合となります。
シドニーFCはマリノスが負けている全北現代にスコアレスドローで実力的に油断のできない相手です。
ちなみに、今回のシドニーFC戦は、いつもの分析の手法とアプローチを変えます。(時間が取れなかったので、すみません)
今回は戦術というよりは、選手のみなさんの出来を勝手ながら評価していきたいと思います。
なお、前節の試合分析も読んでくれると嬉しいです。
スタメン
※見やすくするためにマリノスの選手達を黒で記載してます。
【マリノス視点の注目ポイント】
①マルコス選手のスタメン起用
マルコス選手が怪我から戻り、ACLでは初のスタメンを飾っています。
マリノスはACLではなかなか上手く行かず、攻撃が停滞しています。
マルコス選手にかかる期待は大きいです。
②レオセアラ選手のワントップ
第1節ではレオセアラ選手が2得点して勝利しました。
レオセアラ選手はこの試合でも得点を取る事ができるのか注目です。
試合結果
試合開始前の現地の環境は気温26℃・湿度78%と前節と同じくかなり厳しい環境です。
試合は前半後半通して、マリノスのミスが相次ぎ、自分たちでペースを乱しているように見えました。
マリノスに関しては、フィニッシュの局面以前のビルドアップでパスのズレが生じています。
特定の選手がミスをしていたというよりも全体的に何か歯車が嚙み合わなく、スピードアップできませんでした。
解説陣がボールについて言及していました。
普段のJリーグで使用している物と違うため、ボールが弾んでしまったり、転がらず浮いてしまうのではないかと話していました。
マリノスのようにビルドアップを重要視しているチームにとっては死活問題ですね。
対するシドニーFCに関しても、特別にマリノス対策を講じる訳でもないし攻撃も特徴が見づらい展開でした。
両チームともに、決定機があったものの決めきれず。
後半80分に途中出場した角田選手がCKのスクランブルからボレーシュートを決めて、これが決勝点。
マリノスが苦しみながら、1-0で勝利しました。
マリノス選手評価
今節は個人的に分析する時間が取れない+ビルドアップ時のミスが多かったです。
その事を考えると、戦術面での分析よりも各選手がどうだったのか、見ていく方が良いと思いました。
これまでの分析手法と異なりますが、お付き合いください。
マリノスの出場選手を”ようせい”が主観で10点満点で評価させていただきます。
点数目安として6.0が及第点とします。
あくまでも”ようせい”の主観ですので、ご了承くださいw
【スタメン】
GK 高丘選手
評価:8.5点。
個人的にMVPです。ここ最近の高丘選手は素晴らしいです。ビルドアップに関してもフリーの選手を見つけプレス回避し、決定的なピンチを阻止しています。
前半13分の1対1の場面のビックセーブ。終了間際の相手CKの至近距離のヘディングシュートを落ち着いてキャッチしました。まさに”ハマのエデルソン”です。
CB 畠中選手
評価:6.0点
チームはピンチがあったものの、結果的には無失点で乗り切りました。得意のビルドアップは回数が少ない事が気になりましたが、それは受け手あっての問題でもあるので、評価しづらい所。
しかし、対応の大きなミスは無く勝利に貢献してくれました。
CB エドゥアルド選手
評価:6.0点
チームはピンチがあったものの、結果的には無失点で乗り切りました。徐々にフィットしてきた印象です。エドゥアルド選手の特徴の左足からのビルドアップに関しては、回数は少ないですが効果的に通せた時もありました。徐々に調子が上がっているなと感じます。期待してます。
RSB 小池龍選手
評価:6.0点
前半18分にはシドニーFCのカウンターからの決定的チャンスを必死に戻り、阻止しました。
小池龍選手は守備に関しては信頼度が高く、ミスを犯しません。
この安定感こそ、安心の小池龍選手だなと感じます。
しかし、攻撃やビルドアップに関しては課題が残ります。
特に最近はクロスを狙える場面で入れず、チャンスを逃してしまう事もあります。
この試合でも同様のシーンが散見されました。
LSB 永戸選手
評価:5.5点
前半16分には惜しいミドルシュートもあり、精度の高い左足は期待感を感じました。
この試合はビルドアップやカウンターの場面でポジション取りが遅く、それがチーム全体のリズムを壊して、訪れるべきチャンスを逃していた印象です。
永戸選手は最近はフィットしつつありますが、ポジション取りに関して改善の余地がありそうです。
CH ジョエル選手
評価:7.0点
ジョエル選手は守備時に際立っていました。
CB・SBの穴を見つけ、スペースをカバーしチームに貢献しています。
”ようせい”はそのセンスに惚れ惚れしています。
スタメンでも途中出場でも安定感のある働きから、20歳である事を忘れてしまいます。
改善点を探すなら、攻撃に関してです。
PA内に飛び出す動きを増やしてほしいと感じました。
CH 渡辺選手
評価:5.0
本来の水を運ぶような、ビルドアップや持ち出しができませんでした。
チームの攻撃時のビルドアップに関しては渡辺選手らしくないパスミスが多い印象です。
Jリーグとのボールの違いで一番苦戦しているのではないでしょうか。
OMF マルコス選手
評価:6.0
マルコス選手はポジション取りが上手く、チームの攻撃時には機能していました。
特に前半15分のスルーパスはセンス抜群で、やはりチームに欠かせない存在。
しかし、渡辺選手と同様にらしくないパスミスも見られた事は事実。
マルコス選手の調子が上がれば、マリノスの攻撃も活性化するはずです。
RW 宮市選手
評価:6.5点
宮市選手のスピードは攻撃・守備ともにシドニーFCの脅威になっていました。
この試合ではフル出場し、最後まで懸命に走っていました。
しかし、最後の局面で勿体ないと感じます。
シュート・パス・クロスと雑になってしまう事が多いので、ここを改善できれば今以上の
活躍が期待できるはず。
LW 仲川選手
評価:5.0点
仲川選手は攻撃に上手く参加できませんでした。
この試合では沈黙してしまった印象です。
仲川選手には、2019年のJリーグMVPを取った年のようにシュート・ドリブル突破を積極的に見せて欲しいです。ひとつひとつのプレーが丁寧で大胆な仲川選手らしくない試合でした。
CF レオセアラ選手
評価:6.0
攻撃は良い態勢でボールをもらいシュートに行けなかった印象です。
対して、守備に関しては走り回りチームに貢献してくれました。
この守備時の貢献こそAロペス選手には無い、レオセアラ選手の魅力です。
【途中出場】
途中出場メンバーに関しては、出場時間が短い場合なども考慮します。
活躍した水沼選手と角田選手のみ評価します。
水沼選手
評価:6.5
後半69分に決定的なクロスを送ります。
残念ながら、クロス先の角田選手のシュートは枠外でしたが・・・・
水沼選手の一番の武器である、J最高のクロスを見せられたシーンでした。
チームの”ジョーカー”となりました。
角田選手
評価:7.5
この試合唯一の得点を決めました。
ポジションは本来のCBではなくLSBでの起用。
若く、本職では無いポジションでの起用ですが、美しいボール配給が見られました。
今シーズンはまさにシンデレラストーリーを歩んでいると言っても過言ではありません。
後半69分には決定機を決められませんでしたが、フィニッシュの局面にも顔を出します。
今シーズンのマリノスの光はどこまで進化するのか楽しみです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
この試合に関しては、試合分析方法を選手個人にフォーカスしました( ̄∀ ̄)
愛するマリノスの選手たちの健闘をこれからも期待したいです(^^♪
なお、マリノスはこの試合を苦しみながら、勝利しました ٩(ˊᗜˋ*)و
まだ、ACL3試合目ですが、上げた得点は全てセットプレーからです。
マリノスらしくないw
チームが上手く行っていないのは明白ですね(^^;
しかし、試合内容が悪くても勝ち切るタフさがチームに芽生えてきたとも受け取れます(·∀·)
次節は流れの中からの得点を期待したいですね。
首位、全北現代とは勝ち点差は1です。
このまま、勝ち続けて首位浮上を狙いたいですね╭(°ㅂ°)╮╰(°ㅂ°)╯
次の試合は4月25日(月)20:00です。
そして、相手はまたしてもシドニーFCです。
ここでシドニーFC相手に連勝できれば、2位以上が濃厚になります╭(°ㅂ°)╮╰(°ㅂ°)╯
頑張れマリノス(≧▽≦)
またね(*^_^*)