前節は、絶好調ガンバ大阪を下し3試合ぶりの勝利を手にしたマリノス。
新加入・ナムテヒ選手もベンチ入りし、再び連勝街道に乗りたいところです。
今節の対戦相手は、FC東京です。
元マリノスファミリーであるクラモフスキー監督就任後は、安定した戦いぶりを披露しています。
さらに、仲川選手も負傷から復帰しています。
スタメン
試合展開
試合は、開始からマリノスペースで進みます。
ボールを保持して、的確に東京陣内に侵入していきます。
対する東京は、鋭いカウンターで反撃を見せます。
前半12分、ロペス選手が起点となり宮市選手へ素晴らしいパスを送る。
最終的には、PA外に待っていた永戸選手がループシュートで先制点を奪います。
しかし、前半23分。
東京の鋭いカウンターが発動。
ディエゴ選手が決めて、東京が同点に追い付きます。
前半はこのまま1-1で終了。
マリノスは、後半開始から井上選手を投入します。
すると、井上選手が躍動します。
スピードを生かしたプレス・縦への突破が東京をかき回す。
後半もマリノスがペースを握っていきます。
後半ロスタイム。
約30mの位置から渡辺選手が鋭いロングシュートを放つ。
地を這うような軌道でネットに突き刺さる!!!
この得点が決勝点となり、マリノスが2連勝を飾りました。
同点弾を議論したい:修正するべきか? このまま行くべきか?
東京戦は、試合を通してマリノスが試合を支配していました。
得点は2点に終わったものの、良いサッカーができていたと感じます。
しかし、”勝って兜の緒を締めよ”と良く言ったもので反省点もあったのも事実。
特に失点した場面は、議論すべき点であると思います。
失点シーンを確認してみます。
マリノスがビルドアップを開始して、東京陣内へ侵入しようと試みます。
しかし、永戸選手がパスミスしてカウンターを食らってしまいます。
ここで議論したいのは、チームのリスク管理。
マリノスは、ビルドアップ時に両SBを上げることで二つのリスクを冒しています。
マリノスは、攻撃開始すると両SBが上がっていくことも少なくないです。
そのリスク管理として、ボランチの喜田選手がDFラインに下りてカバーリングにいきます。
すると、中央では小柄な渡辺選手が1枚で守ることになります。
さらに、ボールサイドとは逆側のSBも上がっているため大きなスペースが生まれます。
そのスペースをWGに突かれてしまいます。
両SBが上がった際の2つのリスクをまとめます。
- 被カウンター時に中央の危険なスペースをボランチ1枚で埋める
→渡辺選手は、機動力とボールキープが持ち味。
しかし、フィジカル的には不利。 - ボールサイドとは逆側のSBがいたスペースががら空き
→多くの試合で狙われるスペース。
SBの上がるタイミングや戦況を見極める質を問われる。
みなさんは、ビルドアップ時に両SBが上がることについてどう思いますか?
マリノスは、アタッキングフットボールを掲げています。
つまり、攻撃的サッカーがチームスタイル。
一つの手段として積極的に両SBを攻撃参加させて、攻撃に厚みを持たせる。
その結果として上述した二つのリスクを狙われ、失点に直結するケースも増えています。
今シーズンは、拮抗状態の優勝争いが続いています。
1つの失点が、命取りになるかもしれない。
失点覚悟で両SBを積極的にあげるべきなのか?
失点を減らすためにSBの立ち位置を修正すべきなのか?
「あなたはどう思いますか???」
最後に:井上覚醒はビックリ
東京戦で得たものは大きい。
井上選手の覚醒・ナムテヒ選手デビュー・角田選手の復帰
ポジティブな話題が目立ちました。
特に井上選手にワクワクしました。
仕掛けるタイミング・効果的なプレス・技術向上。
東京戦では、井上選手の成長を感じました。
J1初ゴールも近いかもしれないですね。
井上選手の圧倒的なスピードは、やはり魅力的!!!
マリノスは、スピードスターが栄えますよね
またね
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