2022シーズンACL予選 マリノス総括

アイキャッチ マリノス
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はじめに

マリノスはベトナム集中開催を見事に乗り切り、グループリーグ突破を決めました。
今回はそのグループリーグ突破の総括をしていきます。

順位表

予選は全6試合でした。
1位はストレートインで決勝トーナメント進出
2位は他グループの2位との成績勝負。
なお、2位になった場合は4位のチームとの試合を除いた成績を他グループとの2位と争うという、特殊なレギュレーション。
これは中国クラブの参加辞退に影響するものです。
なお、試合は全てベトナムで中3日の集中開催です。
この予選、マリノスは首位通過しています。
得点・失点ともにこのグループで一番数字が良かったチームです。
首位突破は妥当ですね。

勝敗について

勝てなかった試合は2試合ありました。
両方とも韓国の全北現代モータースです。
1分1敗です。
個人的には、1回は勝ってほしかったものの全北現代以外は全勝と素晴らしい成績でした。
完全アウェイのホアンアイン・ザライ相手に連勝し、苦しい試合を物にできた事は今後の自信につながります。

得点の傾向

マリノスといえば、得点に拘りがありますので、得点の内訳を見てみたいと思います。
総得点9得点。

【試合ごとの得点分類】

第1節 vsホアンアイン・ザライ
CK(レオセアラ)・FK(レオセアラ)
第2節 vs全北現代モータース
無得点
第3節 vsシドニーFC
CK(CKのこぼれ 角田)
第4節 vsシドニーFC
CK(CKの流れ 實藤)・流れの中(西村)・流れの中(Aロペス)
第5節 vsホアンアイン・ザライ
PK(マルコス)・CK(畠中)
第6節 vs全北現代モータース
流れの中(Aロペス)

【得点者の内訳】

レオセアラ選手:2得点
Aロペス選手:2得点

角田選手:1得点
實藤選手:1得点
西村選手:1得点
マルコス選手:1得点
畠中選手:1得点

得点の比率


得点の比率を見てみます。
総得点:9得点(グループH最多得点チーム)
流れの中:3得点(33%)
セットプレー絡み:6得点(67%)

この結果からわかる事は、得点の約7割がセットプレー絡みからだったという事です。
この結果は近年のマリノスからすれば、意外な結果だと思います。
しかし、ACLではCKやFKの際にサインプレーを仕込んでいたり工夫が随所に見られました。
チームとしてセットプレー向上への努力が数字になって現れました。
今後マリノスはセットプレーが一つの強みになると期待できます。

失点の傾向

失点総数は3です。これはグループHの最小失点です。
無失点試合は3試合です。
1試合あたりの失点数は平均すると0.5点。
素晴らしい結果です。

失点の分類

第1節 vsホアンアイン・ザライ:CK(オウンゴール)
第2節 vs全北現代モータース:PK
第6節 vs全北現代モータース:ミスからの流れの中から

第2節のPKに関してもミスの流れからのカウンターでした。
そこを考慮すると3失点中、2失点がミスからのカウンターです。
勝てなかった全北現代モータースは、マリノスのミスを生かし勝ち点を稼いだ事になります。
ACLでも全北現代モータースくらいのレベルの相手にミスを犯す事は致命的なダメージを負うと実感します。
サッカーはミスのスポーツと言われますが、マリノスはミスにより勝負を難しくしてしまったとも言えます。
しかし、マリノスは果敢にチャレンジするチームなので、ある程度はチームスタイル上計算すべき失点と言えるかもしれません。
どちらにしても、3失点で終えた事は素晴らしい結果です。

ACL予選の収穫

最後に本予選を通しての収穫を見てみます。
色々と細かな収穫はありますが、2点を挙げたいと思います。

セットプレーの質の向上

上述した得点の分析で記載した通り、得点の約7割はセットプレー絡みです。
難しく、拮抗した試合はセットプレーが勝敗を握る事も多い、現代サッカーにおいてはチームとして大きな結果を得たと言えます。
セットプレーにおいてのサインプレーや合わせる側の動きなど、向上しているので今後にも期待が持てます。

ローテーション成功

マリノスは、この予選を総合力で勝ち抜きました。
前の試合から半数以上もスタメンを変え続け、フィールドプレイヤーを満遍なく起用できました。
過密日程を大きなケガ無く、予選突破という目標を達成できた事は称賛に値します。
その副産物として、ブレイク中の角田選手が完全に主力化した事とルーキーの山根選手もアジアの舞台で通用する事がわかり、チームの戦力を一層厚くできたと感じます。
唯一の不安材料としては、GKの高丘選手はすべての試合でフル出場していました。
高丘選手は絶対的な守護神ですが、GKだけローテーションできなかった点は少々気がかりです。
絶対的な存在だからこそ、ケガなどで離脱されるとキツイです。

最後に

ACLは本当に過酷な戦いでした。
過密日程と過酷な環境など・・・・・
それでも、マリノスは最高の形で予選突破を決めました。
また、戦いの舞台はJリーグに戻りますが、このベトナム集中開催を勝ち抜いた結果はチームをポジティブにしてくれると思います。
皆さんはマリノスの予選の戦いぶりをどう思いますか?
またね(≧∇≦)

DAZN





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