【Jリーグ試合分析】2023.6.10 横浜F・マリノス VS 柏レイソル

マリノス
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前節・FC東京戦を勝利して、3連勝を飾ったマリノス。
今節の対戦を終えるとリーグ戦を折り返すことになります。
マリノスは、神戸追撃のためホームで確実に勝利をもぎ取りたいところ。

対戦相手は、柏レイソルです。
柏はここまでリーグ戦は2勝のみ。
ネルシーニョ監督を解任し、マリノスOBの井原氏を監督に迎えて2試合目です。
前節は、札幌を相手に4-5と壮絶な打ち合いを演じ、攻撃面で大きな改善が見られます。

スタメン

試合展開

試合の序盤は、マリノスペースで進みます。
マリノスは、ボールを繋いで確実に相手陣内に進行していきます。

すると、前半10分。
ヤンマテウス選手のサイドチェンジからエウベル選手。
ボールを受けたエウベル選手がPA内でファウルを受けPKを獲得します。
PKは、ロペス選手が冷静に沈めてマリノスが先制します。

前半20分頃から、柏のプレスが徐々に機能していきます。
マリノスは、自陣でのボールロストが増えていきます。

前半38分。
左サイドを突破され、オウンゴール。
試合は1-1の同点。
しかし、瞬く間にマリノスが反撃。
キックオフの流れからエドゥアルド選手がロングボール。
いち早く反応したエウベル選手が冷静に流し込み勝ち越し。

前半は、2-1でマリノスがリードをして折り返します。

後半1分、いきなり柏がサイドを抉り同点。

その後も柏の勢いに押され、試合は柏ペースで進みます。

後半72分。
フロート選手が頭で決めて、柏が逆転します。

後半87分、事件が起きる。
柏のビルドアップにマリノスが連動したプレスを見せる。
柏CB・立田選手がトラップミス。流れたボールを宮市選手がかっさらう。
立田選手は、テクニカルファウルを犯しボールをピッチ外に蹴りだす。
主審は、テクニカルファウルと遅延行為で立て続けにイエローカードを提示。
立田選手は、イエローカード二枚で退場処分になります。

この退場処分をきっかけにマリノスが猛反撃を開始する。

後半ロスタイム。
右サイドで渡辺選手と水沼選手が連携し柏DFを翻弄。
水沼選手がクロスを上げるとロペス選手が頭で決めて、起死回生の同点ゴール。
さらに、止まらないマリノス。
マリノスは、マルコス選手・ロペス選手・宮市選手が波状攻撃を展開。
マルコス選手のパスを受けた宮市選手がシュートを放つ・・・
柏DFに二度リフレクションしたボールがネットを揺らし、マリノスが大逆転。

試合はそのまま4-3とマリノスが勝利を収めています。
近年稀に見る、大逆転。
歴史的なゲームとなりました。

DAZN

なぜマリノスは苦しんだ?:井原式”可変システム”

今回は、柏の攻撃時の可変システムをピックアップします。
柏の可変システムは、マリノスの弱点を的確についています。

柏は、攻撃時に4-4-2→3-4-3に可変します。
3バックは、立田選手・古賀選手・片山選手で形成します。
中盤は、SBから川口選手が一列上がり4枚になります。
前線は、中央の3レーンに戸嶋選手・細谷選手・サヴィオ選手が並びます。

柏の可変システム3-4-3は、マリノスのシステムに相性が良いです。
大きなポイントは2つあります。

  • 柏FWの数的優位
  • サイドMFの時間的余裕
DAZN
柏FWの数的優位

柏は中央3レーンに3枚配置することで、マリノスの最終ラインに対して数的優位を得ています。
マリノスの最終ラインは、2対3の数的不利になります。
柏のゴールキックなど、あらかじめ守備をセットできる状況ならSBを下げて対応が可能です。
マリノスとして厄介だったのは、攻→守の時です。
マリノスは、攻撃時にSBがCBよりも高い位置にいることが多いです。
そのため、ネガティブトランジッションのときにSBがカバーしきれないシーンが少なくありません。
特に柏3トップがサイドに流れた場合は、長い時間自由にボールを持たれています。

サイドMFの時間的余裕

柏は3-4-3に可変することでサイドMFが時間的余裕を得ています。
サイドMFに時間的余裕が生まれる原因は2つあります。

  • WGの特性
  • システムの嚙み合わせ

まず1つ目は、マリノスのWGの特性です。
マリノスのWGは、相手DFをピン止めするため攻め残ります。
さらに、エウベル選手・ヤンマテウス選手は守備意識が高い選手ではありません。
つまり、柏のサイドMFに対してマリノスWGが戻って守備することは回数的に多くありません。

2つ目は、システムの嚙み合わせです。
マリノスのビルドアップ時のシステムは4-2-4です。
柏3-4-3のサイドMFをマークする場合は、WGかSBが担当します。
上述した通り、マリノスのWGがマークすることはほぼありません。
従って、SBがサイドMFをマークします。

マリノスSBから柏サイドMFへのマークは、到達まで距離があります。
そのため、柏サイドMFは時間的余裕を手にすることができます。

最後に:ドラマチックすぎる神展開

サッカーって本当に何が起きるかわからない・・・
逆転の直前には、柏のシュートがバーに当たるシーンもありました。
勝敗は、本当に紙一重でした。

マリノスとしては、日産スタジアムでロスタイムに宮市選手が・・・
最高の展開でした。
ボールが柏DFに2回当たって、GKの逆に転がっていった。
ボールがゆっくりと転がっていく時は、サポーターの思いが運んだように錯覚しました。

リーグもここで折り返し。
この勝利は大きいですよ!!!
またね

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