こんにちは。
ようせいです。
カタールワールドカップ開幕まで1ヶ月を切りました。
日本は、優勝候補ドイツ・スペインと同グループに組み分けされています。
突破が非常に厳しいグループです。
恐らく、日本のワールドカップ史上で最も過酷なグループだと思います。
そこで、過酷なグループリーグの対戦国を丸裸にし勝機を探っていきます。
今回は初戦で戦うドイツ代表を探ります
ドイツ代表の攻略は、LSBラウムを釣り出すことにあり!!!
グループE:2強2弱 プレッシャーは強国にあり!!!
- ドイツ(FIFAランク11位)
- スペイン(FIFAランク7位)
- 日本(FIFAランク24位)
- コスタリカ(FIFAランク31位)
ドイツ代表:輝かしい歴史
ドイツ代表は、18大会連続20回目のワールドカップ出場になります。
FIFAランクは11位。
代表チームの愛称は、マンシャフトです。
日本との通算成績は、1勝1分です。
日本は今まで、ドイツ代表に勝利したことがありません。
ワールドカップ通算成績:歴代2位の成績を誇る
総試合数 | 勝ち | 引き分け | 負け | 得点数 | 失点 |
---|---|---|---|---|---|
109 | 67 | 20 | 22 | 226 | 125 |
ワールドカップでの歴代勝利数はブラジルに次いで第二位です。
ワールドカップでの勝率は約61%です。
最高成績:優勝4回(1954年・1974年・1990年・2014年)
最低成績:予選敗退
試合日程
日本vsドイツ
キックオフ:11月23日 16:00(日本時間22:00)
放送局:NHK / ABEMA
★ABEMAについてはこちらから
ドイツ代表のシステム:個と組織力は大会最強クラス
ドイツがどのように戦ってくるか確認してみます。
ドイツは、優勝候補の一角です。
選手層は、世界屈指の実力者を各ポジションに揃えています。
さらにドイツは、緻密に整備された組織力を誇っています。
予想フォーメーション
ドイツの基本フォーメーションは4-2-3-1でスタートします。
4-2-3-1を基本配置として攻守において可変していきます。
ビルドアップ時:注目はLSBラウム
ドイツは、ビルドアップ時に3-4-2-1に可変させます。
LSBラウムが一列前に上がります。
RSBクロスターマンはバランスを取るため3バックの一角に移動します。
ドイツの攻撃は、選手が流動的に動き、相手守備陣を混乱させようとします。
遅行であっても精度が高いです。
日本がブラジル戦のように単純にブロックを引いても得点を奪われる可能性が高いです。
日本がドイツの攻撃に対応するためには、人ではなくスペースを管理する必要があります。
間違っても、中途半端なアドリブプレスは絶対にNG!!!
守備時:マンツーマンディフェンス
ドイツは、ボールを失うとゲーゲンプレスを仕掛けて即時奪回を目指します。
ゲーゲンプレスでない時の守備も整備されていて精度が高いです。
上図は、日本代表と対戦した場合を仮定しています。
日本のシステムは中盤逆三角形の4-1-2-3。(Wカップ予選からの基本システム)
日本のビルドアップ時のプレスを見てみます。
ドイツは、守備時4-4-2に可変します。
トップ下のミュラーがヴェルナーと並び2トップにします。
ドイツの守備は、マンツーマンディフェンスを基本としています。
そこで、相手からボールを奪うかロングボールを蹴らせて回収を狙ってきます。
特徴は、2トップの一角であるミュラーがCBへプレスせずボランチにプレスに行きます。
そして、ここが注目ポイント
攻撃時に高い位置を取るラウムがSBにプレスへ行きます。
日本代表が一番陥りやすい展開は、マンツーマンディフェンスを恐れてロングボールを安易に選択しサンドバックになることかなと個人的に危惧しています。
何度か過去の日本代表の分析で指摘した点で、吉田選手が不用意にロングボールを選択する頻度が高く可能性は低くありません。
日本がドイツを倒すためには
ここまでドイツ代表の基本・攻撃・守備時のシステムを見てきました。
ドイツ代表は、世界屈指の名手を揃え組織力もかなりハイレベルなチームです。
まさに優勝候補。
日本が10回戦って一度も勝てないかもしれません・・・
しかし、必ず穴はあります。
ずばり、打倒ドイツのヒントは、システムです。
完璧に見えるドイツも穴はあります。
LSBラウムを釣れ:キーは日本のRSB
”ようせい”なりにドイツ代表を分析しました。
日本がドイツを攻略するには、ドイツの守備を無効化して得点を奪わなければならない。
上述したドイツの守備を振り返りましょう。
特にビルドアップ時のドイツの守備が鍵です。
ポイントは、以下の通り。
- マンツーマンディフェンス
- 攻撃時、高い位置を取るラウムは、SBにプレスに来る
マンツーマンディフェンスの弱点は、どこかでマークを外されると全体の陣形が崩れることにあります。
つまり、どこかでマンツーマンディフェンスを剥がせば良いのです。
では、ドイツのどこを剥がすか???
ドイツのマンツーマンディフェンスで一番無理をしているのは、ラウムです。
ラウムはSBです。
ラウムがマンツーマンディフェンスを仕掛ける日本の相手は右SB。
ドイツの選手の動きに印を付けました。
ラウムは、プレス時に移動距離がかなり離れていることがわかります。
つまり日本は、ラウムのプレスまでの到達距離をもっと伸ばせば良いのです。
日本は、ビルドアップ時に右SBをいつもよりも下げた立ち位置に配置すべきです。
右SBを下げることによりラウムのプレス到達時間を延ばすことができます。
到達時間を延ばすことにより、ドイツのマンツーマンディフェンスは機能しないです。
これがドイツの穴です。
マンツーマンディフェンスを機能不全に追い込めば、ドイツはゲームプラン自体を変更せざるを得ない。
ワールドカップ初戦でゲームプランの変更を強いられる状況は、ドイツとて追い込まれるでしょう。
なお、GKからのパスが重要になるため、ドイツ戦では足元の上手いシュミット選手の起用が望ましいです。
最後に:初戦で焦るのは強者
いかがでしたでしょうか。
ドイツは、隙の無いチームです。
しかし、厳しいとは言え日本にも攻略の糸口がわずかにあります。
優勝候補ドイツは、名将フリック監督のもと初戦の日本戦は勝利を計算しているはず。
ちなみに、前回のロシアワールドカップでドイツは初戦に敗れて予選敗退しています。
今回こそという思いが、0-0の状態や想定外の出来事が起こればドイツを苦しめるでしょう。
世界を驚かすチャンスだぜ日本!!!!!
またね٩(ˊᗜˋ*)و
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