はじめに
戦前の順位表では、2位 鹿島アントラーズで7試合消化で勝点18。マリノスは4位で9試合消化の勝点15。鹿島に対して2試合多く消化していて勝点3離れてしまっている。
今後、優勝争いするにあたってはこれ以上離される訳にはいかない。
そして、これまでJ1リーグで降格無しのオリジナル10同士の戦いでもあり、白熱した戦いを期待したいところ。
しかし、マリノスにとっては相性の悪い相手で直近5試合で5連敗中。
アウェイでは2013年から9連敗中
まさに鬼門。
両チームスタメン
【マリノス視点での注目ポイント】
①畠中選手&角田選手vsJリーグ最強2トップ
鹿島の2トップは恐らくJリーグでは最強のセットだと思われます。
鈴木選手3得点・上田選手5得点と前評判通りの活躍。
特に上田選手はマリノスサポならご存知の通り”マリノスキラー”です
この二枚を抑えなければ、勝利は難しいです。
②トップ下の西村選手
再び西村選手がトップ下の入りました。
前節の広島戦では中盤の形が喜田選手の1アンカーでしたが、上手くいきませんでした。
西村選手には、二列目からの飛び出しやクロスボールへの飛び込みに期待したいです。
③岩田選手の中盤起用
怪我人の影響もあり、岩田選手はこれまでCBでの起用が多かったです。
岩田選手が中盤に起用されると中盤での強度が高まり、守備面で安定が期待されます。
試合結果
試合は前半からお互いがアグレッシブに戦いました。
マリノスも鹿島もお互いの長所を消すというよりもお互いが自分達のスタイルを表現しようとプレイしました。
反則も少なく、激しく攻守が入れ替わり素晴らしい見ごたえのあるゲームでした。
試合は60分あたりから鹿島は選手に疲れが見え、マリノスが一方的に攻め込む展開。
得点は82分にCKからAロペス選手が先制点を奪うと試合終盤にマリノスが畳みかけ、左からのクロスに西村選手、さらにオウンゴールで連続して得点が生まれました。
試合はマリノスが鬼門、鹿島を3-0で破り完勝しました。
鹿島とのアウェイでは2013年以来の勝利らしいです
嬉しい勝利とともに優勝を争うライバルとの“6ポイントマッチ”を制しました。
この試合はマリノスのすべての選手が素晴らしかった
試合を分けたポイントはなんだったのか振り返ります。
試合を分けたポイント
①決定機を決めきれない鹿島
この試合は、60分までは鹿島の方が決定機は多かった印象
特に前半40分の上田選手の抜け出しと51分のCKから三竿選手のヘッド。
この2本は鹿島からすれば決めておきたいチャンスでした。
両方とも高丘選手はスーパーセーブ。
特にCKから三竿選手のヘッドは入らなかったのが不思議なくらいです
高丘選手の頑張りが勝利に大きく貢献したと思います。
②コンディション
両チームともに中3日でのゲームです。
マリノスは前節からスタメンを9名を入れ替えています。
対する鹿島は開幕から中心メンバーを固定して戦っていて、この試合も固定されたメンバーでした。
その影響もあり、鹿島は前半からの強度を保てずに失速。
60分ごろから試合はマリノスが完全にペースを握り、試合を決めました
主にこの2点が試合に大きく関与したかなと思います。
仕組まれた試合展開
ここからは”ようせい”がマスカット監督の采配を妄想しますw
都合よく、理由付けしますがお付き合いくださいm(_ _)m
まず、マリノスは鹿島戦を前に以下のポイントをしっかりとスカウティングしていたと思います。
①鹿島は中三日でもメンバーを固定する
②鹿島のサッカーは攻撃時にアグレッシブに選手が動く
③鹿島の攻守は鈴木選手に頼る所が大きい・更に中盤のキーマンであるピトゥカ選手の不在
ピトゥカ選手が不在でプレスなど強度の部分で鈴木選手の負担が大きくなる。
以上の3点から後半に鹿島の強度が下がる可能性が高いと読んでいたのかなと思います。
この試合は60分ごろまで攻守が激しく入れ替わる試合展開になりました。
この試合展開はマリノス側が意図してコントロールしていたと考えたら面白いですよねw
意図的に試合展開を激しく保ち、鹿島をガス欠にする。
マリノスのマスカット監督はこのように考えていた可能性があります
↑そう考えた方が間違いなく面白いw
マリノスはスタメンからエウベル選手・宮市選手を外しました。
単にACLを考慮しローテーションしたという考えもあったかと思いますが・・・・
マリノスは両WGに仲川選手・水沼選手を使いました。
前半から水沼選手・仲川選手・永戸選手・小池選手を中心に普段よりも頻繁にアーリークロスを狙っています。
この理由は、鹿島DFラインを押し下げるのと同時に中盤の選手を中心に鹿島の選手の運動量を増やしたかったからだと思います。
攻守が激しく動く試合展開は鹿島の強度が高い事も大きな理由でしたが、マリノスがアーリークロスを早い段階で入れていた事も関係したと思います。
そして、後半開始からスピードとテクニックを兼ね備える、エウベル選手・宮市選手を起用し鹿島の選手の足を完全に止めていました。
鹿島の両サイドのアラーノ選手・カイキ選手は後半から徐々に存在が消えていき、攻守の肝であるFWの鈴木選手はマリノスのボランチ二枚とSBにプレスしていて、運動量が限界を超えて走れなくなり交代しました。
結果的に運動量を増やし、鹿島を消耗させる事に成功します。
60分頃から永戸選手が偽SBの動きをし、エウベル選手に安定してボールを配給できていました。
結果、エウベル選手が躍動し得点に絡んでいきます。
前半から偽SBの動きはあまり見れなかったのに、60分頃からSBの永戸選手が内側に入り、エウベル選手がサイドに張り出したのは、偶然なのでしょうか・・・・・
この采配は狙っていた物かどうかは、まだまだ”ようせい”も試合を見る目が甘く確証は持てません
が、マスカット監督がこの試合展開を仕組んでいたら・・・と思うとマリノスファンはワクワクしますよね
都合よく考えすぎですかね?w
まとめ
【マリノス視点での注目ポイント】を振り返ります。
①畠中選手&角田選手vsJリーグ最強2トップ
上田選手に1度裏へ抜け出されてしまった以外は鹿島の2トップを抑えられたと思います。
畠中選手もここに来てパフォーマンスが戻り、鈴木選手とのマッチアップでは問題無く対応していました。角田選手も安定しており、試合ごとに成長していてこの試合では自信に満ちていました。
現状は畠中選手・角田選手がCBのファーストチョイスだと思います。
②トップ下の西村選手
西村選手はこの試合のMVPに上げたいです。
走行距離も12.5kmで両チーム合わせて一番走っています。
注目していたクロスからの飛び込みで追加点も奪いました。
今後、マルコス選手が怪我から戻ってきたらポジション争いは激化しそうです。
③岩田選手の中盤起用
岩田選手は試合を通じて、安定した守備はもちろんですがポゼッション時の
立ち位置も素晴らしく、鹿島のプレスを回避していました。
鹿島側は岩田選手に鈴木選手がプレスに行っていましたが、ミス無く捌けていてました。
岩田選手の貢献度はすごく高い試合でした。
マリノスにとってはリーグ戦はもちろん、ACLに向けても勢いの付く会心の勝利です。
試合後の選手達の喜びを見てもこの試合にかけていた事がわかります。
リーグ戦は5月まで空きますが、4月16日からACLが始まります。
ベトナム集中開催ですが、きっとマリノスならやってくれるでしょう٩(ˊᗜˋ*)و
またね(*゚▽゚)ノ