【カタールワールドカップ】対戦国分析~スペイン編~

日本代表
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こんにちは。

ようせいです。

カタールワールドカップ開幕直前ですね。

今回は、日本が第3戦目で当たるスペイン代表を分析します。

スペインサッカーと言えば、日本人ならみんな大好きですよね。
そんな憧れのチームに対して日本は、どのように戦うべきなのか・・・
注目はスペインのアンカー。
ブスケッツのいたスペースを狙え!!!

グループE:2強2弱 プレッシャーは強国にあり!!!

グループE
  • ドイツ(FIFAランク11位)
  • スペイン(FIFAランク7位)
  • 日本(FIFAランク24位)
  • コスタリカ(FIFAランク31位)

スペイン代表:無敵艦隊復権か!?

スペイン代表は、12大会連続16回目のワールドカップ出場になります。
FIFAランクは7位。
グループEで最もランクの高い国です。
日本との通算成績は、1勝です。
日本は今まで、スペイン代表に勝利したことがありません。

総試合数勝ち引き分け負け得点数失点
633015189872
サッカーファン
サッカーファン

ワールドカップでの勝率は約47%です。

最高成績:優勝1回(2010年)
最低成績:予選敗退

試合日程

日本vsスペイン
キックオフ:12月1日 22:00(日本時間4:00)
放送局:フジテレビ / ABEMA
ABEMAについてはこちらから

スペイン代表のシステム:従来のスペインじゃない

スペインがどのように戦ってくるか確認してみます。
スペインは、優勝候補の一角です。
近年では、美しいパス回しで世界を制しました。
その美しいサッカーは、世界中の憧れでした。
クラブ・代表問わずスペインのサッカーを目指したチームは星の数ほどありました。
カタールワールドカップのスペイン代表の現在を調査します。

予想フォーメーション

スペインの予想フォーメーション

スペインの基本フォーメーションは4-1-2-3です。
スペインは、攻守の両局面で4-1-2-3のままシステムを維持します。
現在のスペインは、従来の華麗なパス回しだけではありません。
従来の特徴をそのままに、ボールロスト後に即プレスを掛けショートカウンターを繰り出してきます。

攻撃時:引き込むビルドアップには注意

スペインの攻撃は、GKから丁寧に数的優位を作りながらビルドアップします。
スペインのビルドアップは確実に相手陣内を制圧します。
戦略的であり、選手の個が的確に相手を押し込んでいきます。

日本が一番気を付けなければいけないパターンを見ていきます。
恐らく日本vsスペインの戦況は、スペインがビルドアップをして日本がプレスという構図です。
前述した通り、スペインのビルドアップは戦略的であり的確。
日本が明確な狙いを持たずにプレスにいけばスペインの餌食になります。

スペインのビルドアップで一番厄介なパターンは、GKウナイ・シモンとCB2枚がプレスを引き出す動きをした時です。

スペインのビルドアップ 赤:スペイン

スペインは、GKへのバックパスを躊躇なく行います。
スペインのビルドアップ時のGKへのバックパスは、攻撃のやり直しではありません。
戦術的な意図があります。
CB(ガルシア・ラポルト)がGKへバックパスをした時、CB2枚が左右に広がりながら低い位置に移動します。
このCBの動きの意図は、以下の通りです。

  • 敵の第一プレッシャーを無効化
  • ブスケッツ及びライン間へのパスコースを作る

注目すべきは、2つ目です。
「ブスケッツ及びライン間へのパスコースを作る」が目的です。
アンカーのブスケッツとライン間へボールを渡すことで相手のプレスを無効化し、攻撃の起点を作ります。

日本は、決まり事がなく連動せずプレスに行けば、完全にスペインの思う壺です。
前田選手・伊東選手・南野選手と日本は前線からのプレスが得意な選手がいます。
それでも、個々にプレスに行けば危険!!!
全体が中央のブスケッツとライン間を注意しながらプレスに行かなけば、スペインに蹂躙されるでしょう。

しかし、日本の守備が完全にスペインに劣っている訳ではありません。

「実はスペイン、攻撃精度に問題を抱えています。」

はっきり言うとスペインは、ワールドカップを制した時ほどのタレント力はありません。
今大会の優勝候補(ブラジル・フランス等)と比較すると圧倒的な個で打開できる選手はいないです。
故にラストの局面で違いを生み出せず、ゴールに繋げることができない場合が多いです。
単純なスペインのビルドアップだけの攻撃であれば、守ることも可能です。

しかし、スペインのビルドアップは戦略的であり的確。
相手を確実に敵陣内に押し込みます。
スペインのビルドアップは、守備の始まりでもあります。

守備時:スペイン最大の武器

前述した通り、スペインの攻撃はラスト局面での精度は高くありません。
しかし、確実に敵陣内にビルドアップで押し込んでいきます。

スペインの守備は、敵陣深くを起点に設計されています。
つまり、敵陣深くでボールロストした時にスペインの守備が始まります。

ルイス・エンリケ監督のスペインが、従来のスペインと違うのがボールロスト後。
スペインは、敵陣内でボールロストした時が一番危険です。
スペインが敵陣内でボールロストした時のシチュエーションを見てみましょう。

スペインの守備 赤:スペイン


スペインDFは、素早く相手FWをマークしにいきます。
それと同時に以下の2選手が素早くボールに寄せていきます。

  • ボールに対して近くの選手が背後から
  • アンカーのブスケッツが前進。

スペインは、これらの選手の動きによりボールホルダーを挟み撃ちにします。

つまり、相手選手はパスコースを失いクリアしか選択肢が無くなります。

日本がスペインを倒すためには

スペインに、圧倒的な選手はいないです。
それでも、従来のパス回しに加えて即時奪還という武器を新しく搭載しているモダンなチームです。
非常によく整備された戦術的なチームです。
それでも洗礼されればされる程、その戦い方は変えられないのも事実。

システム配置:セオリー通りなら

スペインは、攻守において4-1-2-3を継続します。

スペインのシステム 赤:スペイン

1アンカーのシステムは、アンカーの両脇のスペースを狙うのがセオリーです。

しかし、スペインはハイライン&ハイプレスです。
アンカーの両脇のスペースは、通常のチームよりもケアされていることが予想されます。
それでも、日本は常にアンカーの両脇を意識する価値はあります。

スペイン最大の武器を逆手に取る:攻守の要ブスケッツを狙え

スペイン最大の武器は、押し込んでからの即時奪還
この武器を封じつつ逆手に取ることができれば、スペインを攻略できるはず。

スペインの即時奪還を復習してみましょう。
スペインは敵陣内でボールロストした場合、大きく分けて3つの動きがあります。

即時奪還の準備
  • スペインDFは相手FWにマンマーク
  • ボールホルダー近くの選手が背後から寄せる
  • アンカー(ブスケッツ)が前進してプレス

この3つの大きな動きは、全てリスクを背負って動いています。
この3つで一番リスクを冒しているのはどこか???
ずばり、アンカー(ブスケッツ)です。

スペイン攻略の鍵は、即時奪還を目指すブスケッツのいたスペース

スペインの即時奪回 赤:スペイン

スペインの即時奪回は、アンカー・ブスケッツが前進してきます。
つまり、アンカーは中央のスペースを空けることになる。
ここを日本のCH・CFがブスケッツと入れ替わるようにスペースを利用できればチャンスになります。
そして、ブスケッツ以降のマークはマンツーマンディフェンスです。
マンツーマンディフェンスは、1枚剥がされると一気に瓦解します。
※ブスケッツじゃなく代役ロドリの場合も同様

最後に:第3戦目はシチュエーションで変化する

いかがでしょうか。
スペイン代表は間違いなく格上です。
厳しい戦いになるでしょう。
それでも、絶対にどこか弱点はあります。

それにスペイン戦は単純な戦いではありません。
スペインと戦うのは3戦目。
スペイン戦までの2試合で色々なことが決まっている可能性が高い。
スペインが突破を決めているかもしれないし、日本の敗退が決まっているかもしれない。
もしかしたら、スペインvs日本の勝者が突破とか熱い展開もあるかも
考えるだけでも胸アツですね
またね٩(ˊᗜˋ*)و

対戦国分析~ドイツ編~はこちら

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