大雨完全アウェイ 3.24 オーストラリアvs日本 試合分析 後半

アイキャッチ 日本代表
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前半 振り返り

前半は、日本がこの試合で決めるという意気込みを感じられアグレッシブに戦い、試合がエキサイティングに動きました。
スコアこそ0-0ですが、どちらが得点を挙げてもおかしくない見どころ満載の前半で両チームの思惑が色濃く試合展開に表れていました。
前半戦については前回の記事に詳細を記していますので、読んでいただけると嬉しいです。
それでは後半戦を見ていきましょう。

後半~両軍作戦変更~

後半は両者戦い方をガラリと変えます。
まず、日本側は一発のロングボールやキーパスを少なく心がけ、全体を押し上げてオーストラリアを押し下げるように相手陣内で時間を進めながら攻撃しました。
対するオーストラリアは日本陣内に素早くロングボールを送り、FWのポストプレー及びこぼれ球を拾う戦いをしました。このオーストラリアの戦いは以前の記事でも予想した形です。
この形で試合が終盤まで進みます。
しかし、日本のCB目掛けてのロングボールの大半は日本が跳ね返す事に成功し、オーストラリアの思い描いた攻撃はできませんでした。
唯一、後半開始早々にフルスティッチが惜しいシーンを迎えますが、これ以外は日本に脅威を与えれませんでした。
対する日本の攻撃はハーフスペースをうまく使ってポケットとサイドの深い位置に侵入し、危険なシーンを作り続けました。
そして、三笘選手が後半終了間際に途中出場ながら2ゴールを挙げて日本を勝利に導きました。
ざっと後半はこんな感じでしょうか。
それでは後半のオーストラリア、日本の狙いを見ましょう。

オーストラリアの攻撃

オーストラリアは前半と打って変わり、DFラインから丁寧にボールを繋ぐ攻撃から、FWの2枚目がけてロングボールを送り、ポストプレーとこぼれ球を狙うようになります。以前の記事でも予想できたプランです。
このプランの理想的展開が後半開始早々に起きました。
後半47分です。

オーストラリアはロングボールを短期間に2回入れて日本の守備に襲い掛かります。
まず、GKライアンからピッチ中央あたりにロングボール。これによってできた流れの中で、ステンスネスと遠藤選手が接触し、ボールは右サイドのボイルに入ります。ボイルから再度ロングボールでデゥークにパス。デゥークがポストプレーでフルスティッチへ見事に落とし、フルスティッチが良い形で前を向いてシュートしました。シュートは幸いギリギリ枠を外れます。
日本としては非常に危険な形であり、後半開始早々に失点の危機でした。
オーストラリアは日本が先制するまでに計7回FWにロングボールを蹴っています。
しかし、日本として助かったのはロングボールの先がCBだったため、ほとんどを日本が跳ね返す事に成功します。
もし、意図的に日本のSBに2トップが空中戦を挑んできたら、もう少し違った結果になっていたかもしれません。

止められない右サイドの脅威

前回の記事では前半戦を分析しました。
前半と同じように日本は特に右サイドのハーフスペースをうまく使い、
オーストラリアを脅威に陥れます。
後半79分にまたしても南野選手に決定機が訪れます。

伊東選手がハーフスペースで持ち、CBとSBの間であるポケットに守田選手が侵入し、マイナスのクロス。南野選手のシュートは、オーストラリアDFがギリギリの所でブロックしたため得点はできませんでした。
実は日本の先制点もこの形と非常似ています。
ポケットに侵入していた守田選手と山根選手がワンツーで抜け出し、山根選手がマイナスのクロスで三笘選手が合わせるという形でした。
日本の先制点は終了間際88分に生まれますが、パターン化されたこの攻撃はいつ得点を生んでもおかしくはなかったと思います。
日本の選手が2列目・3列目から相手のポケットに向かって飛び出していくためオーストラリアはマークを完全に見失っていました。
日本のこの攻撃は本大会でも通用するのか楽しみですね。
ちなみに三笘選手の2点目は戦術うんぬんではなく完全に個人で打開していました。
三笘選手のような圧倒的な個人技で試合を変えてしまう選手はやはり魅力ありますね。

試合を終えて

日本は見事にワールドカップ出場権を獲得しました(((o(*゚▽゚*)o)))
日本代表の皆さんおめでとうございます╭(°ㅂ°)╮╰(°ㅂ°)╯
この試合のカギは、失点のリスクが高かった前半戦の打ち合いを0-0で終えられた事がポイントだったと思います。
日本はオーストラリアにチャンスの数では圧倒していましたが決めきれず、オーストラリアにも決定的なチャンスがありました。
後半に至っては、開始早々のピンチ以外はオーストラリアの脅威を感じませんでした。
そして、度々見ることのできた右サイドの攻撃。ハーフスペースからポケットに侵入し、マイナスのクロスは、今後の日本の大きな得点パターンとなると思います。
来週には突破は決まったもののベトナム戦が控えています。
今度は、ワールドカップ出場メンバーをめぐり、サバイバルが始まります。
ここから消化試合はひとつもないですよ( ゚皿゚)
ベトナム戦も目が離せません─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ
またね( ´ ▽ ` )ノ

DAZN
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