こんにちは。
”ようせい”です。
サザナミインコさんと一緒に暮らしている方、サザナミインコさんのお迎えを考えている方で以下のような悩みはありませんか?
- 最近、サザナミインコさんを飼い始めて具合が悪くなった時が心配。
- サザナミインコさんの様子がいつもと違う
- 動物病院が混雑していて、すぐに予約が取れない
このような場合、飼い主さんができることは多くありません。
できることの一つとして、温度管理と保温があります。
基本的には、動物病院に連れていくことを優先しましょう。
★動物病院の選び方・連れていき方・受診する際の注意点はこちら
でも、それぞれの事情ですぐには、動物病院に行けないこともありますよね。そういった場合は、温度管理をして保温することをおすすめします。
”ようせい”はサザナミインコさんを飼育して今年で6年目です。
その間、何度か体調を崩し、動物病院に罹ることが数度ありました。
動物病院からはほぼ必ず、温度管理をして保温するようにと助言されました。
それくらい、温度管理をして保温することは、インコさんにとっての生命線なんです。
この記事では、わかりやすくインコさんの温度管理をして保温する方法をお伝えします
★サザナミインコ飼育に必要な物についてはこちら
サザナミインコさんの状態:インコさんは体調を隠します
まず、一般的に言われているのはインコさんは具合が悪くても元気を装います。
これは、インコ類の野生の習性だと言われています。
多くのインコ類は群れで生活しています。
そのため、少しでも弱っていると、群れから見放されてしまうからです。
私たちは、飼い主さんに心配をかけたくないんだ。
決して、病院に行きたくない訳じゃないよ・・・・
だから、飼い主さんは日々、インコさんの様子をできる限りチェックしてあげて欲しいです。
体調を隠すインコさんでも、体調不良のサインは出ていることが多いです。
代表的な例は以下の通り。
- 呼吸が荒い
- ゲージの隅で動かない
- ずっと羽毛を膨らませて動かない
- 体重が減少している
- 餌を食べていない・水を飲まない
- 眼を閉じていることが多い
これらの症状がある場合は、具合が悪いことが多いです。
なんで温度管理をして保温するのか?:インコは汗をかかない
インコさんは人間よりも体温が高いです。
そして、体調不良で弱っているときは、体温をキープするのに大きな体力を使います。
人間と身体の作りは全然違います。
例えば、夏の暑さの感じ方も違います。
人間は暑いと、汗をかいたり扇風機や風で体温を下げられます。
しかし、インコさんは人間と違って汗をかかないため、風が当たって涼しいという感覚はありません。このことからも、普段の温度変化に弱いことがわかります。
空間ごと温度を変化させないとインコさんには効果がありません。
私たちは、扇風機や風はただの風圧としか感じません。
扇風機をつけても身体は冷えないよ
温度管理と保温に必要なもの
①プラケース
ゲージから小さめのプラケースに移動させてください。
プラケースは、羽を広げてバタバタできないサイズを選んでください。
広いと、餌や水を飲む際の移動距離で体力を消耗してしまいます。
②水槽かアクリルケース
プラケースを入れます。
防音・保温効果も高いので、普段から使用することをおすすめします。
③温度計
温度管理する上で必須です。
④ヒーターとサーモスタット
ヒーターは鳥用のものを用意してください。
ヒーターにも色々な種類があります。
おすすめなのは、豆電球式の物が一般的で扱いやすいと感じます。
サーモスタットは温度をダイヤルで適温に調整するために必要です。
⑤水入れとエサ入れ
プラケースの大きさを考慮して用意してください。
水とエサ入れは、ちょうど良い大きさであればオッケー!
実際に準備:注意点も見てね!
我が家の温度管理と保温する時のレイアウトです。
参考にしてください。
外観:ヒーターの位置がポイント
①プラケース
②アクリルケース(水槽でも可)
③温度計
④ヒーターとサーモスタット
空間を温めて温度を保つためには、②アクリルケースか水槽に①プラケースを入れることをおすすめします。
また、①プラケースの中に直接④ヒーターを入れてしまうと、インコさんが火傷をしてしまう危険性があるので、インコさんが触れないように外に付けてください。
④ヒーターは床に直接置くのではなく、100均などで網目状のかごを使って設置場所を工夫すると安全に使用できます。
③温度計をこまめにチェックしてください。(28~30℃を目安にしてください。 30℃以上は危険なので気をつけてください。)
④ヒーターとサーモスタットを使って環境に合わせながら温度を調整してください。
プラケース:必要最低限に
⑤水入れとエサ入れ
プラケースの中身は必要最低限にしてください。
絶対に必要な時以外は、プラケースから出さず話しかけたり、インコさんを刺激しないようにしてください。
インコさんの体力を消耗させないように、絶対安静!!!
※プラケースの中に直接ヒーターはNG
注意点:重要です!!!
- ヒーターはプラケースに直接入れない
- 温度計はインコさんと同じ高さに置く
- 温度計は、こまめにチェック
- インコさんの体調が悪くなったら、できる限り動物病院に連絡して指示を仰ぐ。
- 自己判断は一番危険
インコさんは身体が小さいから、病状の悪化は速いです。
最後に:日々のチェックが重要
温度管理と保温は、インコさんと暮らす上で絶対に必要な知識です。
温度管理と保温は、治療ではありません。
温度管理と保温を行ったから治るという物ではありません。
日々インコさんを観察し、異変が起こる前から予防できるのが理想です。
でも、インコさんは病気を隠す習性があるので、見極めが難しいかもしれませんが上述した体調不良のサインを頭に入れておけば、少しはインコさんの役に立つはずです。
とはいえ、飼い主さんができることは少ないです。
なるべく、早く動物病院に連絡することが大切です。
そして、いざ温度管理と保温をしなければいけない時に、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
またね(*゚▽゚)ノ