【カタールワールドカップ】日本vsドイツ【サムライブルー】

日本代表
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連日盛り上がりを見せるワールドカップ。

ついに、我らが日本代表の初戦がやってきました。

初戦の相手は強豪ドイツ。
ドイツは、世界屈指のタレントと高度な戦術を兼ね備えています。
普通に予想すればドイツの勝利は堅い。

しかし、今大会最大級の事件を日本が巻き起こす!!!!!

スタメン

両チームスタメン

日本のシステムは、いつも通り中盤三角形4-3-3。
冨安選手・守田選手・三笘選手はベンチからのスタートとなりました。
日本は、高い位置からハイプレスに行くのか、ブロックを固めるのかが注目です。

対するドイツも戦前の予想通りのシステムです。
注目はLSBラウム。
この試合の鍵を握る存在です。
ラウムはSBでありながら攻撃的な選手です。

ドイツの戦術や弱点の詳細は、以下の記事をご覧ください。
【カタールワールドカップ】対戦国分析~ドイツ編~

試合展開

開始序盤は日本、ドイツともにアグレッシブに戦います。
戦前の予想通り、ドイツはLSBラウムを中心に左サイドで攻撃を仕掛けてきます。
対する日本も伊東選手・前田選手を中心に素早い攻撃でドイツに食らいつきます。

しかし、前半10分以降は完全にドイツペース。
ドイツの質の高いビルドアップと左サイドの攻撃に押し込まれ始めます。
日本がボールを奪取してもドイツの素早いプレスに苦戦。
日本は、ロングボールで逃げるしかありません。

そして、前半30分。
ドイツの要注意人物、ラウムがPA内で権田選手と交錯。
日本はPKを取られてしまいます。
PKはギュンドアンに沈められ先制されます。

その後もドイツの圧倒的な実力を前に何もできず。
よく1点で済んだという感想です。

後半から日本は動きます。
冨安選手を投入し、システムを5バックに変更します。
この交代が試合を大きく左右することに・・・

後半から日本は別チームのように変貌。
ドイツとシュートを打ち合うイーブンな戦いになります。
すると、日本は堂安選手・浅野選手・三笘選手ら攻撃的な選手を次々と投入。
保守的だった森保監督が勝負に出ます。

すると、後半29分。
三笘選手・南野選手がサイドを攻略。
最後は堂安選手が蹴り込み同点。
まさかの同点弾に会場は完全に日本ムード。

さらに後半37分。
ドイツの隙をついた日本のロングボールに、浅野選手がドイツPA内に侵入。
角度の無い場所からシュート。
名手ノイヤーの頭上を打ち破り逆転。

逆転されたドイツは、次々と攻撃的選手を投入しパワープレイを行ってきます。
しかし、日本は、何とか耐えきり試合終了。

日本は歴史的勝利を挙げ、初戦白星をあげました。

ドイツの狙いと日本の修正

この試合は両チームの戦術が色濃く見えました。
その中でも試合結果に左右した以下の2点に焦点を当てます。

  • ドイツ【ムシアラはデコイ】
  • 日本【後半開始からのシステム変更】

ドイツの狙い:ラウムを生かす”デコイ”ムシアラ

ドイツの攻撃の中心は左サイドの攻撃となります。
ドイツはビルドアップ時、3バックに可変しLSBラウムを高い位置に押し上げて攻撃します。
ドイツの戦術についてはこちら

ドイツの攻撃方法は、特徴的であり日本も研究していたはず。
しかし、前半の日本はラウムを捕まえきれず圧倒されてしまいます。

なぜ、わかりきっていたラウムを日本はフリーにしてしまったのか???
その原因は、ムシアラの立ち位置にあります。

LWGムシアラ。
ドイツが日本陣内に押し込むと、ムシアラが特徴的なポジション取りを行います。
ムシアラは、わざと酒井選手の目の前に立ちます。
この動きはラウムをフリーにするためのデコイ
※デコイ=おとり

酒井選手は、目の前にムシアラがいるためラウムを見ることができません。
WGでありながら中央に入るムシアラによって、酒井選手は釣られてしまいます。
そして、日本の右サイドにはラウムが上がるためのスペースが空いてしまいます。

ここで一つの疑問が生まれます。
「伊東選手が下がってラウムをマークすれば???」
そう思った方も多いはず・・・

しかし、伊東選手にもマークにいけない理由があります。

  • WGからだと距離がありマーク到達までに時間がかかる
  • 伊東選手が完全にラウムにマークに行くとカウンターが放てなくなります。


ムシアラの立ち位置が前半のドイツに歯が立たなかった原因です。

日本の修正:5バックに変更

上述した通り、日本はムシアラの立ち位置によりラウムを自由にさせてしまいました。
圧倒された日本は、システム変更によりラウムを捕まえにでます。

5バックの日本

後半開始から久保選手に代えて冨安選手を投入します。
この交代で4バックから5バックにシステムを変更します。
この変更は、ラウムを捕まえるためです。
1枚DFが増えたことにより、ラウムにマークを付けてスペースごと消しています。

5バックにに変更したことで、攻守両面でドイツを苦しめています。

  • ドイツの攻撃力低下
    →ドイツの攻撃は、左サイドが要。
    ラウムを封じることでドイツの攻撃力を半減させたと言っても良いでしょう。
  • 日本のサイド攻撃活性化
    →ラウムは、封じられても高い位置にいました。
    ドイツは、攻撃時3バックに可変しています。
    3バックは、システム上サイド攻撃に弱いです。

逆転できた要因は、システム変更で攻守においてドイツの力を削いだことです。

最後に:誇り高き侍

正直言ってビックリです。
叫びました深夜にw
走り回りました賃貸でw

サウジアラビアに続き、アジアの快挙ですね。
ドイツのシュートがことごとく外れたこと。
浅野選手の普通じゃ決まらないシュートが入ったこと。
運が味方していたかもしれない。
それでも、先制されながらの逆転はお見事!!!
森保監督がここ一番で勝負に出たのも良かった。
次戦コスタリカ戦も注目だ
確実に勢いに乗ったぞ日本!!!!
ダークホースは我々だ
またね٩(ˊᗜˋ*)و

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