前節の香港戦は、6-0の大勝を収めワールドカップ登録メンバーへ向け、攻撃陣がアピールに成功しています。
ワールドカップ登録メンバーを賭けたサバイバルも残り２試合。
ワールドカップ本番に怪我人・コロナ陽性など日本代表の主力組にアクシデントが起こる可能性が十分にあります。
その時に、E-1での活躍が考慮されて選出というストーリーも現実的な話です。
つまり、今節vs中国戦も目が離せない！！！
スタメン＆試合展開
中国戦は、サンフレッチェ広島のメンバーが５名スタメンに名を連ねています。
全体で見れば、香港戦からスタメンを11名全員入れ替えています。
試合展開
試合は開始から両チーム積極的に攻撃します。
徐々に、日本ペースになります。
ボールを支配する日本と守る中国という構図になります。
中国は5-4-1のシステムです。
中国は、試合開始直後こそシュートを放ちますが、攻撃は考えず守るという姿勢が強い印象でした。
日本は脇坂選手・宮市選手が積極的に攻撃に絡みます。
脇坂選手が中央でゲームメイクしフィニッシュ・宮市選手が右サイドを切り裂きクロスというのが目立っていました。
脇坂選手・橋本選手とシュートシーンはそれなりにありましたが、前半はスコアレス。
後半も攻める日本vs守る中国の構図は変わりません。
細谷選手がビックチャンスを迎えるシーンがありましたが、チャンスを生かせず0-0で試合終了。
嚙み合わない日本：問題は選手だけではない！！！
E-1選手権は、確かにワールドカップ登録メンバーを賭けたサバイバル。
前提条件として、E-1サッカー選手権の日本代表は初選出のメンバーも多く急造のチームです。
そのため、連携・戦術が刷り込めないのも事実です。
あくまでも選手の個々を見極めるテストの場だと森保監督は割り切っていたのでしょうか・・・
しかし、森保監督が試合中に修正しなかったも事実です。
どんなにE-1がテストの場と割り切っていたとしても、選手の動きを修正するべきでした。
日本は攻撃面に関し、単調に終わりました。
選手の適正を無視した起用と試合中の修正ができない日本の闇を再び露呈する結果となりました。
CFの機能不全：右サイドの偏った攻撃は必然（悪いのは選手じゃない！！！）
この試合の日本は、宮市選手が後半に交代されるまで、ほとんど右サイドの攻撃です。
1トップの細谷選手がポストプレーでボールを収められるシーンは、ほぼ無いに等しかった印象です。
中国は極端に守備を固めた5バックでした。
スペースが無く、ポストプレータイプの選手でもボールを収めるのが困難でした。
細谷選手はサイドに流れてポジションを動かすシーンも少なく、常に中国CB3枚に監視されていました。
そのため、独力で打開できるスピードのある宮市選手の右サイドに攻撃が偏っていった印象です。
これは、単純に細谷選手が悪い訳ではありません。
細谷選手の強みは、中央でボールを収めることではありません。
選手を適正に起用できなかったことに問題があると思います。
細谷選手は、今のメンバーと試合することは初めてです。
完璧に動くのは不可能です。
こういう時は、的確にベンチから指示をしなければ時間がもったいない。
選手が気の毒に思えました。
結局、修正は全くされず細谷選手交代後も試合終了まで全く変わりませんでした。
改めて浮き彫りになる主力メンバーへの依存
日本の攻撃が単調になって決定機を多く作れなかった原因は、ニアゾーンへの侵入がなかったことも影響しています。
日本代表はワールドカップ最終予選においてポケットやニアゾーンの攻略を武器としていました。
確かに相手は5バックで守備を固めスペースを消していました。
日本は急造チームです。
しかし、この試合ではほとんどサイドにボールがあるときに中盤の選手・1トップの選手がポケットやニアゾーンへの侵入をしていません。
ワールドカップ最終予選では、田中選手・守田選手がポケットやニアゾーンに侵入して攻撃の幅を広げていました。
仮にポケットやニアゾーンにボールが渡らなくても中国の陣形を揺さぶることができます。
しかし、この試合では皆無でした。
試合終了までポケットやニアゾーンへの侵入は、全く見られず。
田中選手・守田選手の個人の判断だったと露呈しました。
まるで、動きの無い日本は中国が想定した以上の攻撃ができませんでした。
最後に：一言、不安。。。
何度も言いますが、今回は急造チームです。
そのため、連携・戦術が刷り込めないのも事実です
だからこそ、森保監督には試合中に修正を施して欲しかったです。
中国戦に出場したほとんどのメンバーが不完全燃焼だったという印象です。
ワールドカップ最終予選のアウェイ戦は、TV放送がありませんでした。
E-1は、テレビ放送があったものの・・・
こういった戦いでは、視聴率も人気も低下するだろうなと感じてしまいました。
代表人気の低下＝サッカー人気が先細りになるので、非常に残念です。
しかし、輝いていた選手もいました。
脇坂選手・宮市選手は個人能力の高さを見せてくれました。
途中出場の相馬選手も積極的な仕掛けで、ジョーカーとしての資質を見せてくれました
次回はサバイバル最終戦の韓国戦。
頑張れ～～～日本！！！
またね٩(ˊᗜˋ*)و
