【E-1サッカー選手権2022】日本vs韓国【ワールドカップ代表サバイバル】

日本代表
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さあ、カタールワールドカップ登録メンバーを賭けたラストマッチです。

日本代表として実際に試合でアピールできる最終戦です

対戦相手は、同じくアジアからワールドカップに挑む韓国との対戦

前節引き分けた中国よりも間違いなく力のあるチームです。
ちなみに韓国に勝利すれば、E-1優勝です!!!

スタメン

両チームスタメン

注目はマリノスの選手が6名スタメンに選ばれているところです。
香港戦で活躍したジョエル選手・西村選手が注目です。
前節vs中国戦で露呈した攻撃の課題が克服できるのか注目です。

中国戦での課題
  • CFにボールが収まらない
  • ポケットやニアゾーンへの侵入が一切無かった

【E-1サッカー選手権2022】日本vs中国【ワールドカップ代表サバイバル】はこちら

しかし、マリノスのサッカーは上記課題を得意とする攻撃の型を持っています。
スタメン6名がマリノス勢ということで攻撃の活性化が期待できると戦前の予想でした。

試合展開

前半は開始早々に日本のハイプレスがハマります。
1分も経たない時間で町野選手がミドルシュート。
対する韓国も徐々に日本のハイプレスをかいくぐります。
しかし、韓国は日本の第一プレッシャーを外すところまでは上手く行きますが、その先に技術的なミスや連携不足でチャンスを作れません。
日本は韓国のミスを突きチャンスを作ります。
前半18分、西村選手が相手のビルドアップを奪い、相馬選手がドリブル突破からシュート。
惜しくもポストに嫌われます。
前半33分にはCKのこぼれ球を水沼選手が至近距離からシュートしますが、GK正面。
日本がチャンスを作りますが、前半はスコアが動かず終了。
後半は、ジョエル選手が圧巻のパフォーマンス。
日本の攻撃を構築したと思えば、相手の攻撃の芽を何度も潰します。
後半3分にハーフスペースでボールを受けたジョエル選手が、韓国DFの死角から走り込む相馬選手にクロス。相馬選手が角度の無い所から頭で叩き込み日本が先制します。
その後も日本ペースで試合は進みます。
後半17分に相馬選手のCKから佐々木選手が押し込み追加点。
その後もジョエル選手の動きに韓国DFはなす術がありません。
後半26分には、マリノスらしさ全開の流動的な崩しで韓国を完璧に攻略し3点目。
終わってみれば、日本は韓国を試合内容も圧倒し3-0で試合終了
見事、日本はE-1サッカー選手権の優勝を勝ち取りました

DAZN

韓国の試合プランを逆手に取る日本

この試合は日本が韓国を圧倒します。
得点の裏には、韓国の守備ブロックを逆手に取る日本の戦略的意図がありました

韓国のビルドアップ:日本唯一の課題

韓国のビルドアップ

日本は試合開始序盤から韓国に対してハイプレスを掛けます。
日本のプレス時のシステムは4-4-2です。
西村選手・町野選手選手が韓国CB2枚にそれぞれプレスを掛けます。
しかし、韓国はアンカーの20番クォン選手がCBの間や脇にポジションを移し、CBのビルドアップを助けに入ります。
ここで日本の第一プレッシャーは数的不利になります。(2対3)
この20番クォン選手のビルドアップ参加により、スムーズに日本のハイプレスを無効化に成功します。
韓国のビルドアップに対する数的不利は最後まで解決できませんでした。
偶発的にボールを奪取しカウンターを仕掛けることができましたが、攻略できたとは言えないと思います。
しかし、結果は日本が勝利しています。
韓国が得点を取れなかった要因は、第一プレッシャーを外すビルドアップ以降に技術的なミスと連携ミスでほとんど攻めきれなかったからです。

韓国の守備ブロック:日本の勝機はここにあり

韓国の守備ブロック

韓国の守備は、4-1-4-1のシステムです。
日本と違いハイプレスを掛けません。
韓国は日本の攻撃時、素早く帰陣し守備ブロックを形成します。
DFラインもあまり高く設定しません。
これにより中盤とDFラインのスペースを消すことができます。
韓国の守備ブロックには、以下の2点の狙いがあったと思います。

韓国守備ブロックの狙い
  • 日本の選手がライン間を使えないようにする。
  • 日本と韓国の選手同士の距離を短く保つことで韓国選手のフィジカルの強みを生かす

しかし、この守備ブロックに日本が狙いを付けます

日本の攻撃:吸収される韓国の中盤とDFライン

日本の攻撃

先制点の起点から見ていきます。
まず、圧巻だったのはジョエル選手。
相馬選手からパスが出た瞬間、韓国のキム選手が勢いよくジョエル選手にプレス。
しかし、ジョエル選手がまさかのスルー。
これにより、韓国SBとCBの間にスペースとパスコースが生まれ小池選手が侵入します。

先制点

完全にフリーで抜け出した日本の攻撃に韓国は急いで全員が帰陣します。
上述した通り、韓国は守備時4-1-4-1で自陣に素早く帰陣しブロックを固めます。
本来であれば、帰陣する前に攻め切りたいのが日本です。
しかし、日本はハーフスペースにポジションを取りながら韓国の守備ブロック形成を待ちます。
右サイドで小池選手・ジョエル選手・岩田選手がボールを出し入れし時間をかけます。
これにより、水沼選手・西村選手・町野選手・相馬選手と4人の選手がPA内に侵入します。
そして、死角から相馬選手が飛び込み先制しています。

実は、ハーフスペースで韓国の守備ブロックが形成されるまで時間をかけたことがポイントです。
韓国の守備ブロックの帰陣を待ったのは日本の以下の戦略的意図がありました。

日本の戦略的意図
  • 韓国の中盤とDFラインを吸収させる
  • 密集させてニアゾーンを使う


韓国4-1-4-1の守備は、ハーフスペース付近で日本がボールを回していたことにより中盤とDFラインが吸収し中央に密集します。
それにより、韓国の両サイドのニアゾーンが空きます。
日本は、ニアゾーンを狙っていました。
この形は3点目も同じです。
ジョエル選手がハーフスペースでゲームメイクをして右サイドのニアゾーンを攻略し、町野選手が3点目を決めています。
日本の1点目・2点目は、まさに狙い通りでした。

最後に:ジョエル選手は日本の頭脳であり心臓だった

この試合は、本当に楽しかった。
マリノス勢が6名もスタメンだったこともあり、慣れ親しんだマリノスの攻撃が見れました。
上述した中国戦の日本の課題もクリアしたのではないでしょうか。

中国戦での課題
  • CFにボールが収まらない
  • ポケットやニアゾーンへの侵入が一切無かった

特にニアゾーンについては、1点目・3点目と見事に利用してゴールを奪っています。
CFの町野選手もよくボールを収められていたと好印象です。
【E-1サッカー選手権2022】日本vs中国【ワールドカップ代表サバイバル】はこちら

どこまで、森保監督の指示だったのか気になるところ・・・w
森保ジャパン史上一番良かったゲーム候補かなと思いますw

この試合のMVPは、文句無しのジョエル選手だと思います。
この活躍は、森保監督の脳裏に強烈に焼き付いたはず。
圧巻でした。
ジョエル選手は、ポジション取り・パス捌き・危険察知能力など攻守に置いて満点です。
絶対にカタールワールドカップ登録メンバーに登録すべき。
しかもまだ20歳・・・
バルセロナ黄金時代のシャビ選手(現バルセロナ監督)のようにタクトを振るい、カンテ選手のような機器察知能力。
そして、マリノスファンならご存知の通り熱くファイトして戦っている。
冷静かつ情熱的な新世代のMFにこれからも注目です
カタールワールドカップのスタメンもあるぞこれ~~~
またね٩(ˊᗜˋ*)و

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